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NOW ON STAGE 雪組・東京宝塚劇場公演『堕天使の涙』『タランテラ!』


雪組・東京宝塚劇場公演
『堕天使の涙』『タランテラ!』

東京宝塚劇場公演
2006.11.17(金)〜12.24(日)

→ 詳しい公演情報は宝塚オフィシャルページへ

番組プレビュー

出演者

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朝海ひかる

舞風りら

水夏希

有沙美帆

悠なお輝

愛耀子

解説

Musical Fantastique
『堕天使の涙』

作・演出/植田景子

20世紀初頭のパリ。デカダンスと背徳の香りに満ち、文化の爛熟期を迎えたその街は、光の都ヴィル・リュミエールと呼ばれていた。夢と欲望の交錯する街・・・。悦楽と刺激を求める人々は、東洋の妖姫マタ・ハリの官能的な舞に酔い、バレエ・リュスのニジンスキーの超人的な踊りとエキゾティシズムに熱狂していた。
そして今夜、仮装舞踏会で有名なミュザールの夜会では、呼び物のアトラクションであるダンススペクタキュラーが始まろうとしている。今回の作品のテーマは“地獄”。幕が上がると、人々の目は主役の“地獄のルシファー”を踊るダンサーの姿に釘付けになり、その悪魔的な魅力の虜になる。そのダンサーは、ロシアから来たばかりだと紹介されるが、素性には謎めいた部分が多く、彼は“自分は地獄からの旅人だ”と言って人々をからかう。そして、その場に居合わせた、いつもスキャンダラスな話題を振り撒いて世間を騒がせる新進気鋭の振付家、ジャン=ポールに、自分の館を訪ねて来るようにと言い残して去って行く。

レビュー・アラベスク
『タランテラ!』

作・演出/荻田浩一

“タランテラ”は毒蜘蛛の名前。その蜘蛛に咬まれた時、解毒の為に人々が踊ったとされる音楽・舞踊の名前がやはり“タランテラ”。或いは、蜘蛛の毒によって引き起こされるという「舞踏病」のことをも、また“タランテラ”と言い表す。「舞踏病」は中世ヨーロッパに大流行した社会現象で、それは抑圧された民衆のパワーが暴走して吹き上げた狂乱であり、その混沌と熱狂はカーニヴァル的な祝祭空間となって時空を超越する。この作品は、「舞踏病」をもたらす一匹の毒蜘蛛タランテラが、そのルーツを辿るように旅をする情景をつづっていく、情熱的かつ神秘的、そして生命力に溢れたレビューである。


いよいよ本当にラスト。雪組の主演コンビ、朝海ひかると舞風りらの退団公演が、東京宝塚劇場にやって来ました。神を憎む堕天使ルシファーの魂が盲目の元バレリーナ、リリスによって浄化される『堕天使の涙』と、毒蜘蛛タランテラが世界を巡るレビュー『タランテラ!』。東京公演へのお稽古中に行われた今回の座談会では、大劇場公演を終えた手応えと東京への抱負、意気込みが語られますが、出席は朝海、舞風、水夏希、そして有沙美帆、悠なおき、愛耀子。ということは6人中、水以外の5人が退団者、さらに朝海と有沙、悠の3人、水と愛の2人はそれぞれ同期ですから、おしゃべりは縦横無尽に広がり、尽きません。

 

●アッという間に来た大劇場千秋楽…舞風

自己紹介のあと、朝海が「『堕天使の涙』、お芝居の話からしてみたいと思います」と振りますが、「水以外は全員退団者」ですから、まずその話で大盛り上がりとなりました。

朝海: 今回は、私たち(有沙、悠)3人が同期で、まーちゃん(舞風)とあみちゃん(愛)で、水以外は全員退団者(笑)だという、このメンバーでやっていきたいと思います
水: (笑)
朝海: 大劇場が終わって、しばらくお休みで、まーちゃんはディナーショーがありまして、ご苦労様でした。そんな短い中にお仕事している人もいれば、ボーっとして家で作業している(笑)方もいれば…大劇場終わって、みなさんいろいろ休みを過ごされたと思いますけれども。まず大劇場終わって袴を着て…あっ! 水さん以外は!
水以外: アハハハ…
水: (苦笑)
朝海: 大劇場、初日を迎えまして、芝居を1か月と1週間やってきまして、千秋楽を無事終えて、その辺の感想はいかがでしたか? じゃぁ、まーちゃんから
舞風: アッという間に千秋楽が来てしまって、早かったなぁってのが一番の感想で。でもすごく、今までも楽しかったんですけど、すごく楽しく充実した日々を過ごさせていただいたかなって思って、幸せでした
朝海: 観た人も、まーちゃんの顔を見ているとホニャーっとなってくるよねって(笑)。たぶんそういう気持ちが表に出てくるのかな。よく退団者の人はちょっと今までと違うっていう風に周りは言うけど、そういうのがあるんだろうね。…じゃぁ、あみちゃん
愛: なんか、あんまりにも実感がなくて。実際に階段を降りた自分が夢のなかのことのようで
水: あ、そうなの?
朝海: それ、あるよね〜
愛: だからまた新たに、さみしかったり、また新たな感無量感が…
水: 千秋楽、袴に着替えているとき、様子がおかしかったの。みなさん上手で、あみだけ下手だったんですけど、なんかふつうに落ち着いて花とか付けているのに、じゃぁ私たちスタンバイに行くからね、って言ったら、えっ!? 行っちゃうの? って。私を独りで置いてくの? って(笑)
愛: そこで落ち着いて自分独りで考えちゃうと、もう絶対耐えられないと思って、ズーッとしゃべり続けてまして(笑)。しゃべりながらそのまんま早変わり室から上がってきたの
舞風: (笑)格好いい!
 

●『堕天使の涙』…最後の役は? 愛、悠、有沙

しばらく千秋楽の話で盛り上がり、朝海が笑いながら「今日、お芝居の話だから」と、芝居の話に戻ります。まずはカミーユを演じた愛から。

愛: 私、個人的にいちばん気に入っているのは、大好きな魔女の格好で
有沙: ど頭…
愛: 仮装舞踏会で、オズの魔法使いみたいな格好をさせていただいて
有沙: 可愛いよね
愛: それがすごく自分で気に入っていて
朝海: 今回娘役さん着ているの、可愛い衣装が多いよね。あみちゃんの着ているドレスとか、あとまこちゃん(有沙)のバレリーナのお衣装とか
舞風: 可愛い!
悠&朝海: (有沙に)すごく可愛いよね
有沙: (照れて)アハハ…
朝海: (愛に)それだけ?
水: 最後までハマコ(未来優希)とコンビで
愛: そうですね。あと、自分が実際に出てると装置のこととかがあんまりよくわからないんですけども、新人公演を観たときに、改めて凝った装置とか映像とかに気がついて(笑)、はじめていろんな細かい凝ったことがわかって、ちょっと感動しちゃいました
朝海: 本当だよね。…そういうのがわかって新人公演すごく楽しい

悠は、若きバレリーナ、イヴェット(大月さゆ)のパトロンになるデュノワ伯爵役です。

悠: 最後の男役で…男として思い残すことのないように
朝海: 可愛い女の子ちゃんと
悠: そうそう。はじめてなんですよ、すごい若い
有沙: 下級生と
悠: お芝居をあれだけ一緒に。ずっと一緒にいるじゃない? だから最初のうちはこっちがちょっとドキドキしちゃって

一同笑う

悠: どうふれていいのかなぁとか。学年が近いとよくやってきているけど
有沙: むこうも緊張してるし
悠: カチコンとなってたから
有沙: ほぐしてあげたの?
悠: そうそうそう(笑)

一同爆笑

有沙: (笑)さすが!
悠: いろんなトークをしてね
朝海: (笑)いろんなトーク!!
有沙: 心をときほぐしてあげたの?(笑)

有沙は、バレリーナのシルヴィです。

有沙: 気の強いバレリーナで。私! 私!(笑)、私がいちばん! みたいな。とてもやりがいのある、自分が踊りが好きなので、最後にいいお役をいただいたなと(笑)。バレリーナではないんですけど、バレリーナの役をがんばってます
朝海: 可愛いのねぇ。(胸に手をあてる仕種で)私! とかやってるね
有沙: 目をピカピカと輝かせて
朝海: 手に取るようにわかるな、バレリーナの群衆の気持ちが
有沙: そう
朝海: でも、バレエバレエした振りがあんまりなくない? 女役さんでもバレリーナの役ってのは…あんまり、ないよね
有沙: ないですね。だから…
朝海: けっこうみんな戸惑っていたよね、最初は
有沙: はい。やっぱりバレエは遠のいていたので、どうしようかな? って。うまくごまかすのは(笑)研究に研究を重ね。ごまかせているかどうか、アハハハ…
 
 

●けっこう難しい役だった…ジャン=ポールの水

水は、なぜかルシファーに見込まれる振付家、ジャン=ポール。大劇場公演を終えた感想を語ります。

水: けっこう難しくて。公演はじまって毎日毎日、お母さん役の五峰(亜季)さんといろいろあぁだこうだと話して、で、新人公演が訪れ、やがて千秋楽になり(笑)、ずっとずっと毎日言いながらやってて。で、東京公演のお稽古中もまだ(笑)いろいろ言ってて。こんなに奥深い、すごく繊細なニュアンスが求められる役ってのは、はじめてだなと思いながら、やってますね
朝海: ふーん

一同爆笑

有沙: 難しいと思う、ここの家族3人の方は、心情が
朝海: でも、なんとなくわかる気もするけど、じゃぁそれをどうやって表現するかっていうのは難しいよね。親子の確執であったり、兄弟がとか、その辺がすごく、リアルであり、つらいところがいっぱいあるので。心の屈折が…
水: よくわかる、人間としてよくわかる感情だと思うんですけども、それを表現するにあたって迷っちゃったり。意外と自分が思っていることと違ったものが出ちゃったりってことがあったりして。いやー、難しいですね
朝海: ちかちゃん(水)はそう思っててもジャン=ポールは違う風に思っているかもしれないし。その辺の食い違いがきっと先生との話し合いで、難しいだろうな、きっと
水: (うなずく)
朝海: がんばってね
一同: (笑)
水: がんばります
 

●アッという間に千秋楽が来ちゃった…朝海

朝海も気がついたら千秋楽だったと語ります。なにしろ人間でない役、なりきってやっていたそうです。

朝海: 私も本当にアッという間に千秋楽が来ちゃって、毎日試行錯誤というか、こうやってみよう、ああやってみようかなと楽しんでいるうちに千秋楽が来た感じがして、いつもと同じに進んだのかな(笑)って思うぐらいに、本当に短く感じた公演でしたね。でも堕天使っていう役は、本当に思ってもみないような役でして、自分で最初のうちはできるかなーとか思ったんですけど。できるのかなーとか思ってたらいつまでたってもできないので(笑)、なるべく自分がなりきって、なれるように、やってましたね(笑)
水: お稽古場の段階で、プロローグの振りがついた段階で、すごく大興奮してたんですけど、舞台に行ったらまた、赤いカツラとかでさらに大興奮で
愛: 私は主題歌のところが好き
舞風: 私も好き
愛: 私、モニターでいつも見てたんです、カゲコーラスしてるので
朝海: 全部見てるんだよね
愛: 私、みなさんよりも、装置とかにちょっとだけ詳しい(笑)。いつもモニターで全体像とか、何かが動いたところとかもけっこう見ているから
朝海: 全然、自分と知らないところで何かと結びついてたりとかするよね、動きがね。新人公演観てそれがわかって、おもしろーいと思って
有沙: そういう(植田)景子先生の技がね、細かい
愛: ニジンスキーの映像の後ろに、ニジンスキーのポスターがあるんですよね
朝海: オー!? オー!
有沙: 透けてるの?
愛: ポスターを貼ってあるの、壁に
朝海: じゃぁニジンスキーとニジンスキーのぶつかり合い?(笑)
一同: へぇー!
 

●最後は踊りっぱなし…『タランテラ!』の朝海

『タランテラ!』の最後、朝海はさまざまなバリエーションで、ずっと踊りっぱなしです。

朝海: 『タランテラ!』の方は、どう?
有沙: 最後はすごく盛り上がって踊っているよね?
朝海: あぁ、うん
有沙: どうですか?(笑)…あれ、出たかったよね。最初にピュッと出させてもらってすぐ引っこんじゃうチームなので、いいなぁみたいな。あれ、一緒に踊らせてほしかった
朝海: けっこう、おもしろいよ
有沙: そうなの? しんどくない?
朝海: いや、しんどくはないんだけど。けっこうその人それぞれの個性がすごくよく出てて…
有沙: なおちゃんも盛り上がっているし
朝海: 盛り上がってます
有沙: いい場面だよね
朝海: 若者たちに囲まれているから(笑)
悠: ドキッ(笑)
朝海: がんばれ! みたいな
有沙: 本当に良い場面
朝海: 楽しい。やっぱり、最後けっこうフィナーレナンバーっていうのがずっと、まーちゃんと踊るところから最後まで続くけど、流れがあってね、止まることなく幕が降りちゃった、みたいな感じで、たぶん観てる人たちもアッという間に、夢を本当にみて通り過ぎちゃった! そういう感じになるのかなぁって思いながら。毎日、毎日…
舞風: 幸せ
朝海: 幸せ。たぶんみんなそうだと思うけどね。あっ! ちかちゃんは違うけど

一同大爆笑

水: そんなことない! 私だって毎日幸せ
朝海: (笑)そう?
水: はい(笑)
 

ショーの謎解きなど、まだまだ話は続きますが、残りはぜひ放送で。後半は、恒例になりましたね、東京公演座談会のQ&Aコーナー。水がそれぞれに質問し盛り上がります。各自が東京への意気込みを語ったあと、最後は次期雪組主演男役が決まっている水に、退団者が一言ずつエールを送ります。同期ならではの気どりのない会話も楽しく、朝海はじめ退団者が湿っぽくならずあくまでも明るい座談会でした。

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2015/06/18更新
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