HOME > NOW ON STAGEダイジェスト[宙組・東京宝塚劇場公演『バレンシアの熱い花』『宙 FANTASISTA!!』]

NOW ON STAGE 宙組・東京宝塚劇場公演『バレンシアの熱い花』『宙 FANTASISTA!!』

ミュージカル・ロマン
『バレンシアの熱い花』
作・演出/柴田侑宏
演出/中村暁
1976年、榛名由梨を中心に、瀬戸内美八、順みつきを加えた二枚目陣、小松美保、舞小雪、北原千琴ら娘役陣といった、個性溢れる出演者を擁した月組により上演され、大好評を博した作品の初の再演。19世紀初頭のスペインの一地方、バレンシアを舞台に、復讐と恋を多彩に描いたスケールの大きいミュージカル作品。大和 悠河・陽月 華の宙組新主演コンビお披露目公演となります。
19世紀初めのスペイン、バレンシアの領主ルカノール公爵の居住。側近らが集まり、何事かを相談している。退役軍人のレオン将軍に不穏な動きがあるというのだ。その協議中、前領主の妻セレスティーナ未亡人が、重税に苦しむ市民達の実情を訴えにやって来る。しかし未亡人の訴えは聞き入れられることはなかった。
未亡人の息子フェルナンド・デルバレスが、レオン将軍の要請で駐屯地から戻ってきた。フェルナンドの父はルカノールによって暗殺されたという証拠の手紙が発見されたのである。ルカノールの横暴振りに加え、父の暗殺事件を知ったフェルナンドは復讐を誓う。そのためにまず遊び人になりすまし、許婚者のマルガリータにも結婚の延期を告げる。
コズミック・フェスティバル
『宙 FANTASISTA!!』
作・演出/藤井大介
宇宙に王子が誕生し、宇宙一周の旅へと出掛ける。月、水星、木星・・・・・・そして太陽。それぞれの星をイメージした場面で展開される、誕生10周年を迎える宙組の記念すべき公演、そして新生宙組スタートの公演に相応しい、新鮮で、エネルギッシュな「宙」をテーマにしたショー作品。
大和悠河と陽月華を中心とした新生・宙組が、東京宝塚劇場で公演中です。演目は『バレンシアの熱い花』と、ショー『宙 FANTASISTA!!』。スペインを舞台にした復讐と恋の冒険物語『バレンシアの熱い花』は、1976年初演の名作の再演で、作・演出は柴田侑宏、演出は中村暁。『宙 FANTASISTA!!』は、宇宙に誕生した皇子が宇宙を巡るという新生宙組の発足にふさわしいショーで、藤井大介の作・演出です。今回の座談会には大和と陽月に加え、十輝いりす、七帆ひかる、早霧せいな、花影アリスが出席。東京に向けての稽古中の収録で、大劇場公演を終えた感想、稽古場での手応え、東京への意気込みなどを語っています。そこから、かいつまんで紹介しましょう。
●再び稽古場に戻って…『バレンシアの熱い花』
全員がスカイ・ステージ5周年記念のTシャツを着て登場。「5」の文字が見えるように後ろ前に着ています。そして話題は『バレンシアの熱い花』に。大和の進行で、宝塚大劇場での公演を終えて、再び稽古場に戻ってきた感想を話します。まずは大劇場で休演した七帆が「ご心配をおかけしましたが、もうすっかり元気です」と挨拶しました。
| 大和: |
元気だね |
| 七帆: |
元気です。…東京公演のお稽古で、私、すごく期間が開いたので、みんなの前で芝居したりするのもなんか恥ずかしくて(笑)。みなさんは1週間も休みがなくて、この間まで公演していたけど、どうですか? 稽古していて |
| 十輝: |
けっこう忘れちゃっていて(笑) |
一同笑う
| 大和: |
セリフ言ってて、なんだった?(笑)って。
ショーでも、あれ!? こんなに人間って忘れるものなの? っていうぐらい抜けてた。アリスちゃんは大丈夫なんじゃない? |
| 花影: |
いえ、間違えました(笑) |
| 大和: |
しっかりしているから。ちぎ(早霧)なんか忘れてそうな気がするけど |
| 早霧: |
そうなんですよ。あと(舞台では)なかにすごく着込んでいるので、それが稽古場になると軽くなりすぎて、身体が(笑)… |
| 大和: |
舞台だとやっぱり客席があってセットがあるから、それをふまえて振りとかも、ここではこうするとかって、自然に自分で決めている部分があるじゃない。それがまた稽古場に戻ると、あれ!? ヘンだな? ここ違う! みたいな(笑)。だから間違えるんだよ |
| 十輝: |
そう。間違えました |
一同笑う
| 大和: |
久々にお稽古場に来て新たにみんなを見ていると、大劇場のお稽古場とこんなふうに変わっているんだ、みたいに思うけど |
| 十輝: |
(公演中は)着替えてたりして見られない場面もお稽古場だと見られるので、今のうちに見ておこうと思って |
| 大和: |
…(陽月に)どうですか? |
| 陽月: |
(笑)…そうですね、お衣装がけっこう重かったりして。とくにお芝居の、エル・パティオのピンクと白のドレスとか重かったから、(稽古場に戻ったら)身体がすごく軽くて、飛んじゃうぐらいの感じ(笑) |
| 大和: |
あの衣装はね、はじめて舞台稽古で見たとき、あ、すごいなと思って。稽古場より、より華やかで、その迫力にすごいなと思ったけど。ずっと1か月半やっていて、どうでした? |
| 陽月: |
最初あの衣装を見たとき、みなさんすごくフラメンコの衣装じゃないですか、ザ・フラメンコみたいな。私、なんか花嫁さんみたいで(笑) |
| 大和: |
純白で、すごく素敵 |
| 陽月: |
白で、中だけピンクで。これ、どうやって扱ったらいいんだろうと思ったんですけど、その華やかさに助けられた部分もあって、稽古場で衣装をつけないでストンと立たせられると、あぁ、どうしよう!? と(笑)。もう一回自分のなかで考え直さなきゃなと、見直しました! |
| 大和: |
そうだよね。デュエットのときも、お衣装があるからリフトをするのもこれぐらっていう感じがあったのが、お稽古場で久々にやったら、あ! 軽!? って。なんか違う! って思った |
●「さらに熱く」…大和&陽月
花影、十輝、七帆、早霧と話がはずみます。役替わりの話から続けて、大和が東京にむけて「さらに熱く」と宣言しました。
| 大和: |
公演中にラモンとロドリーゴが役替わりしたじゃない? とむ(蘭寿)のときとみっちゃん(北翔)のときとで全然場面の雰囲気が変わっちゃうわけ。それがすごく楽しめた。ただ同じ衣裳を着て3人で並ぶときは、どっちがどっちだかわからなくなっちゃって(笑)。昨日まで左に居た人が今日は右に居てとかして、心の中で今日はこっちにいるわとか思いながら(笑)…。ふつう初日開いたらお稽古場で新たにお稽古するってことってないじゃない? 本公演の。だけど今回は公演開いてからも、稽古場でみんなでやり合ったから、こういう意味だったのか! とか、こういう物語なんだとか、ということもすごくよくわかった。だから公演中もすごく新鮮にできたし、東京のお稽古に帰ってきても、みんながいろいろ変わっているから、それを見るとすごく新鮮で。イサベラとのところも、稽古場でやると新鮮だね |
| 陽月: |
そうですね。なんか舞台って、お客さまはいらっしゃるけど、誰もいない感じじゃないですか。だけど稽古場は明るいし… |
| 七帆: |
意識しちゃう? 横に居る人たち |
| 陽月: |
意識しないようにしようと自分で、切磋琢磨して(笑) |
| 大和: |
鏡があるからね、なんかヘンな感じなんだよね。…でも、さらに熱くしようね! |
| 陽月: |
はい(照れて) |
| 七帆: |
照れないでよ |
| 陽月: |
(照れ笑い) |
| 大和: |
(笑)よろしくお願いします! |
●新人公演組の早霧と花影。東京での課題は?
新人公演でイサベラを演じた花影、ラモンを演じた早霧が、東京への抱負を語ります。
| 大和: |
今回の新人公演は、アリス(花影)がイサベラで、ちぎ(早霧)がラモン。どうでしたか? |
| 早霧: |
セリ上がりが…死ぬほどの緊張で |
| 大和: |
本当!? |
| 早霧: |
私は。アリスはたぶん…(笑) |
| 花影: |
いえいえ、緊張してました(笑) |
| 大和: |
緊張してなさそうに見えるものね |
| 花影: |
緊張してるんですけど、してなさそうに見えるってよく言われるんです |
| 大和: |
表に出ないんだ |
| 早霧: |
プロローグから6場まで時間があるから、ヘンにいろいろ考えちゃったり。次だ次だとか思うとすごくドキドキして… |
| 大和: |
あの踊りも格好いいんだけど |
| 早霧: |
あそこまで本格的にスペインの踊りを踊ったのははじめてだったので、独特の型とか腰とか、そういうのをすごく勉強させていただきました |
| 大和: |
2人で最後の切ない歌を歌うとき、グッとね? どう? |
| 花影: |
切ない感じなんですけど、本番、気持ちが入りすぎちゃって、思い切り抱きついたら、ちぎさんがぐらついてしまって(笑) |
一同大笑い
| 早霧: |
でも逆にそういうのがおもしろかったりしますよね、生だと |
| 大和: |
とくに新人公演とかは、本番1回にかける思いが強いから、違うことやっちゃうよね、稽古場と |
| 早霧: |
自分の意図とは反対に、身体が勝手に動いて。でもうれしかったですよ、あの体当たりの(抱く仕草) |
| 花影: |
アハハハ… |
| 大和: |
東京でさらに激しくなっていることを期待してます(笑) |
●『宙 FANTASISTA!!』…マネーで美脚を披露している十輝と七帆
『宙 FANTASISTA!!』の話となり、FANTASISTA(大和)がチギーチュ(早霧)の運転で乗る宇宙車などが話題に。十輝と七帆は金星の場で悠未ひろとともに女性となり、脚を披露しています。イシュタール役で「この世はお金がすべて」と歌っているのです。
| 大和: |
これは盛り上がるでしょう! (十輝と七瀬に)美脚を銀橋でお客さまにお見せして、どう? 気分爽快?(笑) |
| 十輝: |
初日は(笑)… |
| 七帆: |
初日は、ザワザワって感じで(笑) |
| 大和: |
みんな、すごい、って思ってたんだよ、きっと |
| 七帆: |
こっちもどうしよう? って感じで。でも慣れて… |
| 十輝: |
ねぇ〜 |
| 七帆: |
開き直って、やってます |
| 大和: |
スタイルいいし、迫力あると思うよ |
| 七帆: |
怖いと思う、きっと |
| 十輝: |
怖いと思います |
| 大和: |
その後ろに、あゆみさん(鈴奈沙也)とかゆっちゃんさん(彩苑ゆき)、あおいちゃん(美風舞良)がいて、こう(男役のポーズ) |
| 七帆: |
あれいちおう稽古場で男役講座を、教えて! みたいな感じでやって… |
| 大和: |
やったんだ(笑) |
| 七帆: |
そう、悠未さんが歩くときはこうで、とか |
| 大和: |
あそこはおもしろいよね |
| 十輝: |
でも最後はヨネさん(鈴鹿照)が全部持ってく(笑) |
番組後半は、東京公演の座談会の恒例、Q&Aのコーナー。メンバーから大和と陽月へ質問が飛びます。十輝から大和へ「どうしていつも元気なんですか」、七帆から陽月へ「化粧替えのときどうしてそんなに落ち着いているのですか」、早霧から2人に「宙組の印象は? 組替え前とあとでは違いましたか」、花影から2人に「息ぴったりの秘訣は」、七帆から2人に「もし休日があれば、何がしたいですか」、七帆から2人に「リラックス法は」、早霧から2人へ「アクセサリーやカツラのアイディアはどこから思いつくのですか」…おもしろい答えが飛び出しますが、詳しくはぜひ放送で。最後に大和が出席メンバーの印象を一言ずつ述べ、新生宙組をアピールして、番組は終了しました。