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花組・宝塚大劇場公演『落陽のパレルモ』・『ASIAN WINDS!』―アジアの風―
宝塚大劇場公演 2005.11.4(金)〜12.13(火) |

この作品をもっと楽しく!
◎SKY STAGE 関連番組 |
●飛翔無限/天使の季節
●ベルサイユのばら30
●宝塚歌劇90周年記念 大運動会
●第46回宝塚舞踊会
●Cocktail−カクテル−
●くらわんか(愛音羽麗主演 バウ・千秋楽)
●LOCK ON!−スター徹底検証−#5「春野寿美礼」
●2006年スター新春メッセージ特別編
●Rainbow Cafe#52「春野寿美礼」
●宝塚クロニクル2005スペシャル「花組編」
●Memories of ふづき美世
●NTT西日本タカラヅカonフレッツ 花組スペシャルトークショー「春野寿美礼・ふづき美世・彩吹真央」(宝塚)
●阪急沿線プチボヤージュ スペシャル−'03〜'05 Part2 花組メモワール−
●『落陽のパレルモ』『ASIAN WINDS!』プロダクション・ノート
●JURIの“それってどうなの!?”#12「蘭寿とむ・未涼亜希」
●NOW ON STAGE
●ステージインフォメーション
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| ◎解説 |
宝塚ミュージカル・ロマン『落陽のパレルモ』
作・演出:植田景子
19世紀半ば、イタリア統一をめぐって激動の中にあるシチリアを舞台に、没落していく貴族社会の美学と、新しい時代への希望を託す民衆たち、その二つの相対する世界に生きる様々な人物を描きながら、身分や時代を超え生き続ける愛の軌跡を描いた物語。
1860年春、イタリア統一の嵐が吹き荒れる中、ナポリのブルボン王朝の支配下にあったシチリア島にも革命の足音が近付いていた。ガリバルディのシチリア上陸に際し、功績の高かった革命軍の闘士ヴィットリオ・ロッシは、翌年、新しく誕生したイタリア王国の政府軍中佐としてパレルモに帰ってくる。上司であるロドリーゴ・フォンティーニ伯爵と共に、パレルモの有力貴族、カヴァーレ公爵家の晩餐会を訪れたヴィットリオは、公爵家の長女アンリエッタと運命の出会いを果たす。平民出身でありながら、自らの信念のもと、国の未来を見据えるヴィットリオの男らしさに心惹かれるアンリエッタ。ヴィットリオもまた、深窓の令嬢らしからぬ熱い血を感じさせるアンリエッタに興味を覚える。出会いを重ねていく二人。ヴィットリオは、自分は貴族の父と平民の母の間に生まれた子供だとアンリエッタに告げる。身分違いの愛ゆえに引き裂かれた母の為にも、貴族と民衆が平等に生きられる世界をつくり出したいと。
二人の愛は深まっていくが、そのことに気付いたアンリエッタの父アレッサンドロは、この交際を許そうとはせず、ヴィットリオをシチリアから遠く離れた辺境の地へと転任させ る。かねてから、アンリエッタに心を寄せていたロドリーゴ・フォンティーニ伯爵は、大貴族の令嬢である彼女が、平民のヴィットリオを愛し続けることが理解できず苦しむ。
折しも、サルデーニャ王朝によるイタリア新政府の方針に反発するシチリアの民衆たちの間から、新たな反政府運動が起こってくる。自分たちの特権を守り維持しようとする貴族階級と、虐げられた歴史に耐え切れなくなった民衆たちの怒り。
貴族と平民が平等と認められ、シチリアの歴史が変わる日はいつ来るのだろうか?そして、ヴィットリオとアンリエッタの愛の行方は・・?
宝塚歌劇ならではの、愛とロマンに溢れ、華やかなコスチュームに彩られたシチリアの恋物語。
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ロマンチック・レビュー『ASIAN WINDS!』−アジアの風−
作・演出:岡田敬二
「21世紀はアジアの時代!」。特に日本、中国、韓国を中心とした東南アジア圏は、政治や経済だけでなく文化面でも世界中から注目されている。宝塚の、日本のオリジナル・レビューを志向するロマンチック・レビュー・シリーズの第16弾は、『Asian Sunrise』(2000年・花組)に続いて、私たちのルーツであるアジアを取り上げたオリエンタル・ムード溢れるレビュー。 |
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NOW ON STAGE 花組・宝塚大劇場公演『落陽のパレルモ』・『ASIAN WINDS!』―アジアの風―
各公演毎に、スターや演出家が熱く語るタカラヅカ・スカイ・ステージの人気番組(60分)。 |
宝塚大劇場での花組公演は、19世紀半ばのシチリアを舞台にした植田景子のミュージカル・ロマン『落陽のパレルモ』と、岡田敬二のロマンティック・レビュー第16弾、アジアをテーマにした『ASIAN WINDS!』―アジアの風―。専科から高ひづる、萬あきらを迎え、春野寿美礼、ふづき美世をはじめとした花組メンバーが熱演をくり広げています。今回の座談会には、春野、ふづき、彩吹真央、真飛聖、蘭寿とむ、遠野あすかが出演。稽古中のエピソード、公演の手応えなどを、リラックスした雰囲気で語ります。退団のふづき、組替え後はじめての公演となる真飛の発言にも注目しつつ、トークの模様をかいつまんで紹介しましょう。作・演出の植田、岡田のインタビューも興味深いのですが、そちらは放送でお楽しみください。 |

| <『落陽のパレルモ』…軍服がうれしい春野と、輪っかのドレスははじめてのふづき> |
『落陽のパレルモ』は、イタリア統一を巡って激動に揺れるシチリアを舞台に、没落していく貴族社会と、新しい時代を担う民衆の姿を対比しながら、身分や時代をこえて生き続ける愛を描いた物語。世代をこえた愛のドラマ性はもちろん、宝塚らしいコスチュームの美しさも見逃せません。イタリア解放軍の闘士、ヴィットリオ役の春野は念願だった軍服、アンリエッタのふづきははじめての輪っかのドレスです。
(彩吹)「軍服、どうでしたか?」
(春野)「軍服着たかったの、ずっと。タカラヅカの男役といえば軍服か黒燕尾というイメージがあって、黒燕尾は着せてもらってたけど、軍服を着てお芝居をするということがあまりなくて、やってみたかったんだよね。今回念願がかなって、毎日、気持ちいい!(笑)」
(彩吹)「舞台の上で軍服を着てお芝居すると、やっぱり軍服を着たお芝居になっているのが、おもしろいなと思って」
(春野)「カクッカクッっていう自分がいるの(笑)。挨拶のときとかも(カクッと頭を下げて)、必要以上にこうやったりして(笑)」
(彩吹)「やっぱり軍服を着ているから、必要以上に引き締まった自分がいる…」
(春野)「(笑)引き締まった自分」
(彩吹)「輪っかのドレスは?」
(ふづき)「はじめてです、お芝居では」
(春野)「え!? 『天使の季節』は?」
(ふづき)「あれは輪っかじゃなくて、パニエだったので」
(春野)「あぁ、そうか。慣れないよね」
(ふづき)「慣れないですね。ちょっと難しいですね、さばきがまだ」
(春野)「でも、ふーちゃん(ふづき)の衣装、めちゃめちゃきれいなの。ねぇ? (遠野に)アハハ…目がすごい!」
(遠野)「目を見開いちゃう(笑)」
(ふづき)「ドンブイユ家の衣装もすごく素敵ですよね」
(春野)「どうもありがとうございます!」
(ふづき)「キラキラで白いところとか」
(春野)「いちばん最後に着ている、ドンブイユ公爵家の舞踏会でドンブイユさんが作ってくれた軍服は、ほんとうに真っ白で…」
(彩吹)「胸の柄がドンブイユ家の紋章で、すごいんですよ」
(春野)「あと人気があるのは、チャコールグレイの渋いの(笑)」
(彩吹)「あれはいいですね。いままでに見ない色でしたよね」
(春野)「で、あの軍服と銀河鉄道999の車掌さんみたいな(笑)コート。あれすごいでしょう? 帽子持ってね(うれしそう)」
(彩吹)「よかったですね、夢がかなって」
(ふづき)「重いですか?」
(春野)「そんなに重くない。軍服ってもっと大変なのかなと思ったんだけど…でもやっぱりね、軍服に助けられる部分がいっぱいあって。今回、身分違いだけれど一人の女性を情熱的に愛しぬくっていうのが自分のテーマだから、軍服を着るとその想いがよりいっそうギュッと引き締まって、“絶対に貫いてみせるぞ”みたいな…そういうのが一応あるんですけど(笑)私には」
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| <ことのはじまりは、真飛のロドリーゴ!?> |
春野・ヴィットリオとふづき・アンリエッタのロマンスのきっかけを作ったのは、皮肉なことに真飛扮するロドリーゴ伯爵でした。彼はアンリエッタの求婚者なのですが…
(春野)「ロドリーゴさんがヴィットリオをアンリエッタのお屋敷に連れてきちゃったことが、間違いなのね(笑)」
(真飛)「そう、間違いなの。いまでも悔やんでる…“紹介します!” なんて言っちゃって。連れてきても無視しとけばいいんですよね(笑)」
(春野)「有能な男です、みたいな感じで紹介してくれるよね、あそこ」
(真飛)「あのときからバチバチですよね。会った瞬間ですよね」
(春野)「そう。会った瞬間に2人は…一目惚れなんだよ。でロドリーゴさんがお母さんに媚びを売ってる間に…」
(彩吹)「(笑)プレゼントとかしている間に…」
(春野)「目があってバチッって決まって、そこからはじまってるんだよね、お互いの気持ちの揺れ動きが。で、(ロドリーゴは)全然気がつかないの」
(真飛)「(苦笑い)」
(春野)「すき間だらけなのよ(笑)」
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| <ひ孫世代、彩吹と遠野の激しい恋> |
ロドリーゴとアンリエッタの恋物語から約100年、ファシズム政権下に生きるひ孫ヴィットリオ・Fの彩吹は、ユダヤ人の恋人ジュディッタ・遠野と、曾祖父母と同じように障壁のある激しい恋をしています。
(春野)「ゆみこ(彩吹)とあすか(遠野)も、なんか似たような愛し方をしてるのね」
(遠野)「そうですね」
(彩吹)「ラブラブです。負けじと(笑)」
(遠野)「(うなずく)」
(春野)「同じ曲をデュエットで歌ってて、同じ振りをやってるじゃない? おでこを合わせて…」
(彩吹)「さすが血を受け継いでいるから…」
(春野)「同じことをやってるわ、って(笑)」
(彩吹)「そういう愛し方で受けついでいってるんですよ。…でもほんとうに2人が幸せにくっついてくれるからこそ、私が生まれているので」
(春野)「そうです。ロドリーゴさん、ありがとう」
(一同大笑い)
遠野・ジュディッタは、愛されて幸せいっぱいだと語ります。
(春野)「ジュディッタ、どう?」
(遠野)「もう幸せいっぱいです。…ありがとうございます」
(彩吹)「こちらもありがとうございます」
(春野)「ひ孫だから(笑)」
(遠野)「こちら(春野と彩吹)は血のつながりがあるじゃないですか? でもたぶんアンリエッタさんが生まれ変わって(自分を指して)こうなっているなと思って」
(一同)「あぁー」
(彩吹)「12場の“愛の運命”のときに、2人が別れていくときに代わりに私たちが出てくじゃないですか。そのときにアンリエッタの手紙の内容が、もし私たちが生まれかわったら、この時代じゃなかったら、っていうので、そのときにそういうことを感じる。ねぇ?」
(遠野)「これは逃げちゃいけないなと思います」
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| <久しぶりに家族がいる役で幸せな蘭寿> |
蘭寿は春野・ヴィットリオの親友・ニコラ役。民衆代表のような役ですが、久しぶりに家族がいる役で喜んでいます。
(春野)「(蘭寿に)ここの家族もおかしいんだよね。タッジオのりせ(望月理世)と、ルチアのいちか(桜一花)…」
(蘭寿)「そう、ヴィットリオの取り合いでしょう? 可愛いんですよ。でも、うれしいんです。兄弟とかいる役が少なくて、仲間とかも全然いなかったから、すごく新鮮で」
(春野)「でも今回すごく愛されてるよね。村の人とか家族から」
(蘭寿)「はい!」
(春野)「…でもこの間、植田景子先生からのダメだしで、もっと“ニコラが愛されている風”の一家を装ってください、って(笑)。すごいダメだしだなぁって思ったんだけど」
(蘭寿)「そしたら、お家に入るシーンでみんなが迎えにきてくれて、子供たちがワァーって。いつもあそこでメニューが決まるんです」
(春野)「あぁ、晩ご飯の?」
(蘭寿)「今日はご飯のみとか」
(春野)「白いご飯のみ!?」
(蘭寿)「具なしのスープだよ、とか(笑)」
(一同)「かわいそう!」
(春野)「でもモンデーロの村の人はすごくしいたげられて、窮屈な生活をしてるんだよね。ねぇ? ロドリーゴ」
(真飛)「すいませーん。ボンボンで(笑)」
(一同笑う)
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| <アジアをテーマにした『ASIAN WINDS!』> |
レビューは、2000年にやはり花組で上演された『Asian Sunrise』につづくアジアをテーマにした岡田作品。アジア的色彩の美しい場面が続きます。前回の『Asian Sunrise』には春野やふづきも出演してました。そんな話からトークがはじまります。
(春野)「『ASIAN WINDS!』! イェーイ!」
(一同拍手しながら)「イェーイ!!」
(彩吹)「アジアの風…」
(春野)「そう。5年前にね、『Asian Sunrise』をやったんだよ」
(ふづき)「やりましたね。ビデオ見ました」
(春野)「ね! 『Asian Sunrise』の、私も見た」
(ふづき)「懐かしかった(笑)」
(彩吹)「おささんが端っこの方で踊ってた(笑)」
(春野)「私、これでもかってくらい笑って、エイサーって(仕種をして)…(笑)」
(彩吹)「私も、おささんの後ろで踊ってた」
(春野)「(笑)ゆみこも映ってた」
(彩吹)「懐かしいですね」
(春野)「(真飛に)『Asian Sunrise』を知らなくて」
(真飛)「そうですね」
(春野)「エイサーの沖縄の雰囲気もわからず、ポーンって入ったわけでしょう?」
(真飛)「でも曲を聞いたときに、最初の草原の激しい曲があって、ふーちゃんたちの(ゆったりした手振りを真似して)、女役さんの可愛いのがあって。お花を頭にピッとつけて、いいよね」
(春野)「(笑)ほんとうにあれ、いいよね。でもあの前に私たちが、モンゴルでウァーって馬になって必死になって踊ってるからこそ、娘役さんたちは出ていってニコッとしただけで、可愛い! って拍手してもらえるんだよ」
(ふづき)「(笑)」
(春野)「突然オープニングがあれだったら、拍手ないからね(笑)」
(彩吹)「私たちが汗をかくからこそ、拍手が来る(笑)」
(ふづき)「(笑)ありがとうございます」
(遠野)「はい」
続く中国の場面では、春野は6メートルのマント、ふづきは長い袖を扱う苦心を語ります。遠野は舞台稽古を2階で見て「すごく素敵でした。後ろまで見え、布が行きかうのがちゃんと見えて、2階席はおすすめだなと思いました」。そして中詰めは服部良一メドレー。ここでの目玉はやはりピンクのチャイナドレスの真飛、蘭寿、愛音羽麗でしょうか。進行役、服部良一の影・彩吹が紹介したところに、登場します。
(彩吹)「さぁどうぞ、みたいな感じで(真飛と蘭寿を指して)、行くのねぇ」
(春野)「そうかぁ…すごいの。すごいのというか(笑)」
(真飛)「いま何て?」
(春野)「(笑)でも私は最初から絶対にいいって言ってたじゃない。いいでしょう?」
(彩吹)「(身を乗り出して)評判、どうなんですか?」
(春野)「(ファンの)手紙にあまり触れられたくないって(笑)」
(真飛)「おささんが言ったんじゃないですか、“どうよ、手紙に書かれる?”って。 (自分は)まったく書かれない! …とむはけっこう書かれてる」
(蘭寿)「必ず、“意外と”“案外”とか(笑)あるんです」
(真飛)「…似合ってるって」
(蘭寿)「“思ったより”とか」
(春野)「でも私、衣装合わせを見て、絶対に可愛いって思ったもの」
(真飛)「(春野に)どうでしたか? 舞台で」
(春野)「可愛かった!」
(真飛と蘭寿)「(笑)」
(春野)「可愛いよねぇ!」
(真飛)「笑ってるんですよ、(客席の)みなさん。笑ってるといっても、ワハハでなく、クスクスと」
(春野)「お客さんが楽しいことには変わりないんだから、いい!!」
(蘭寿)「楽しませてるということで…」
(真飛&蘭寿)「いいっかぁ!!」
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| 中詰めからコリアン、フィリピン、フィナーレと、トークは続きます。最後に組替えで今公演から花組となった真飛、サヨナラのふづきが今の心境を語り、座談会は終わりましたが、その辺りはぜひ放送でお楽しみください。「花組にはクールなイメージがあったけど、元気な組」という真飛と、「できるだけふだん通りにすごしたい」というふづきの言葉が印象的でした。 |

| この続きは、タカラヅカ・スカイ・ステージ「NOW ON STAGE」でお楽しみください! |
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