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宙組・宝塚大劇場公演『NEVER SAY GOODBYE』−ある愛の軌跡−
宝塚大劇場公演
2006.3.24(金)〜5.8(月) |

この作品をもっと楽しく!
◎SKY STAGE 関連番組 |
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| ◎解説 |
ミュージカル『NEVER SAY GOODBYE』−ある愛の軌跡−
作・演出:小池修一郎
作曲:フランク・ワイルドホーン
和央ようか率いる宙組のために、世界的なヒット・ミュージカル「ジキルとハイド」の作曲家である、ブロードウェイのフランク・ワイルドホーン氏が全曲書き下ろす新作ミュージカル。台本・作詞を担当する小池修一郎とワイルドホーン氏とのワールドワイドなコラボレーションによる舞台。このような日米合作は宝塚歌劇では初めてのことであり、画期的な試みとなる。
爛熟のハリウッドから、パリを経た人気カメラマンと女流作家の恋の逃避行。やがてファシズムと戦うスペイン内戦に巻き込まれ、平和を求める戦いに加わって行く。ヘミングウェイ、ロバート・キャパ、リリアン・ヘルマンといったロスト・ジェネレーションの芸術家たちをモデルに、平和を求め、ファシズムと戦った男女の愛の物語を描いた作品。愛が平和を築くことができるかを問う、強いメッセージ性を持った超大作ミュージカル。また、第92期初舞台生のお披露目公演となる。この公演をもって和央ようか、花總まりが退団する。
1936年ハリウッド。「カルメン」を下敷きにした新作映画「スペインの嵐」の制作発表パーティーが開かれる。主演スターのエレン・パーカーや、エスカミリオ役の現役闘牛士ヴィセント・ロメロらが、居並ぶ。と、そこへ原作の戯曲を書いた社会派の新進劇作家キャサリン・マクレガーが現れ、自らの戯曲が改ざんされていると非難する。キャサリンはプロデューサーのマークたちと大喧嘩するが、そんな彼女の写真を撮る男が現れる。パリの風俗を撮影した写真集で一世を風靡しているカメラマンのジョルジュ・マルローその人であった。ジョルジュはエレンの愛人としてハリウッドに滞在していた。キャサリンはフィルムを返せと言うがジョルジュは拒絶する。
怒ったキャサリンは、マリブ・ビーチのジョルジュのアトリエまでフィルムを取り返しに行く。そこで見たジョルジュの未発表の写真の持つ社会性に、キャサリンは驚く。実はジョルジュはパリジャンではなく、ポーランド生まれのユダヤ人であり、母国の混乱を逃れパリに辿り着いたのだった。アメリカの知識人らしいキャサリンのものの見方を、ジョルジュは現実に即さない理想論だと諭す。キャサリンは、反発を越えて、ジョルジュに尊敬の念を抱いて行く。二人は、再会を約束して別れる。
折からスペインでは、ナチス・ドイツのオリンピックに対抗して、バルセロナで人民オリンピックの開催準備が進んでいた。スペイン共和国の文化省のカレラスは、マークたちを開会式に招く。闘牛士のヴィセントは、開会式に出場することとなり、興味を覚えたジョルジュは一同と共にバルセロナに赴く。
開会式のリハーサルたけなわの時、突然、一部のファシストである軍人がクーデターを起こし、内戦が始まったことが伝えられる。人々がパニックに陥る中、オリンピックの中止が決定する。人民オリンピックを快く思わないナチス・ドイツが、裏で画策していたのだ。スペインの存続を掛けた戦いの火蓋が切られたことを知って、ジョルジュは、その行方を記録しようと計画する。一方、世界作家会議に出席する為スペインを訪れたキャサリンもバルセロナに入り、二人は再会する。
ジョルジュは闘牛士を捨て、一人の民兵としてファシストとの戦いに参加するヴィセントの取材を重ねる。人民委員のアギラールは、キャサリンに共和国側の宣伝への協力を要請し、ジョルジュの写真も、世界中のメディアに発信される。風雲急を告げるバルセロナで、理想を実現しようとする二人の男女は、恋の炎を燃やし出す。しかし、内戦が呼び起こす歴史の渦は、二人を巻き込んで行く・・・・・
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NOW ON STAGE
宙組・宝塚大劇場公演『NEVER SAY GOODBYE』−ある愛の軌跡−
各公演毎に、スターや演出家が熱く語るタカラヅカ・スカイ・ステージの人気番組(60分)。 |
宝塚大劇場では宙組が、専科から立ともみ、磯野千尋を迎え、ミュージカル『NEVER SAY GOODBYE−ある愛の軌跡−』を公演中です。ハリウッドで知り合ったカメラマンと女流作家が、スペインで平和を求める戦いに加わっていくというドラマティックな物語で、ヒットミュージカル「ジキルとハイド」で有名なブロードウェイの作曲家フランク・ワイルド・ホーンが全曲を書き下ろし、小池修一郎が作・演出、さらに作詞を担当するという話題作です。この作品は、宙組主演コンビ、和央ようかと花總まりの退団公演でもあり、また第92期生の初舞台お披露目公演でもあります。今回の座談会には、和央、花總、大和悠河、遼河はるひ、紫城るい、悠未ひろが出席。初日が開いてしばらくたった手応えなどを語ります。小池の力の入ったトークも興味深いのですが、そちらはぜひ放送でお楽しみください。 |

| <デラシネの場面のスライドは自分たちで操作…和央と花總> |
役の自己紹介したあと、花總が「開きましたね」と口火を切ります。しかし今のところまだ毎日手直しが入り、初日が開いていない感じだとか。続いて和央・ジョルジュがデラシネ(根無し草)である自分を語り、キャサリンに思いをぶつける場面について。スライドの前で、和央が切々と歌うシーンが格好いいのですが、このスライド、実は自分たちで運び操作してます。
(大和)「たかこさん(和央)は、結局、何人なんでしょう」
(和央)「ポーランド人」
(大和)「フランス人かと思いきや」
(花總)「そうそう。なんでわざわざフランス語しゃべるのかしら」
(一同)「そうですよね」
(和央)「ちょっと気取っている」
(一同笑う)
(花總)「でもデラシネの歌とか格好いいです」
(大和)「デラシネの歌で、過去とか生まれとかすべてを、ガーッと語られるじゃないですか、あれがすごいなぁって」
(花總)「すごく聞きいっちゃう…」
(和央)「ずっと聞いてて大変じゃないの?」
(花總)「全然大変じゃないです。聞きいっちゃうんですよ。自然にその流れが飛び込んでくるから、毎回聞いてても(うなずく)。で、あのスライドが映って、そこに映る影がまたカッコいいの」
(大和)「あぁ、たかこさんの動く影が!」
(花總)「パリとかウィーンとかの写真が映るんだけど、最後に真っ白になっちゃうから、自分の影しか映ってないの」
(遼河)「見に行こう! 今度」
(花總)「見て!」
(遼河)「暇だから…」
(花總)「(笑)暇なんだぁ」
(遼河)「まだ出てないから(笑)」
(和央)「ちょうど”けれど撮れない人生の真実”というときに自分が映ってるの」
(大和)「あそこって、密度の濃い場面ですよね」
(花總)「でも、長いですよね」
(和央)「長い。たしかね、10分以上あったの」
(花總)「(笑)なんでそんなに詳しいの?」
(和央)「舞台稽古のとき聞いたら、10分以上だった。…でも、やることが多くてねぇ」
(花總)「スライドとかね」
(大和)「…あれってどこを押すの?」
(花總)「ちゃんとボタンが…。でもスライドのところにずっと立ってるじゃないですか、すごく暑いの」
(和央)「あれ運ぶの、けっこう重いの…」
(大和)「ふささん(花總)はご自分がスライドで出てくる感想はいかがですか?」
(花總)「最初は笑っちゃったんですけどね。いまは、見て、見てないような」
(大和)「いつの間にあの写真を…」
(花總)「スチール撮りのときに撮ったんです。最初はふつうに撮ったんだけど、小池先生が”ダメダメ、そんなんじゃ。髪の毛もっと振り乱して。乱して、乱して!”って言ったんで(笑)、その場になって、せっかくきれいなカツラなんだけど、一生懸命乱して撮ったの。だから最初(舞台に出るとき)も、いちおう乱して出ている」
(一同)「あぁ〜、そうなんだ!」
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| <遼河の出番は開幕30分後。大和はマタドール、紫城はハリウッド女優> |
フランシスコ・アギラール役の遼河の最初の出番は、なんと開演30分後。大和はヴィセント・ロメロで、スペイン人のマタドール役がうれしそう。紫城はハリウッドの女優、エレン・パーカー役です。
(花總)「(出るまで)何してるの?(笑)」
(遼河)「楽屋で腹筋してみたり。誰もいないんですよ、ほんとうに」
(大和)「開演して何分くらい後に、出番?」
(遼河)「30分です」
(一同)「えぇ〜!?」
(遼河)「楽屋を出るのが、20分後と決めてるんです。そのときにたかこさんがデラシネを歌ってらっしゃって、終わるか終わらないか」
(花總)「そうかぁ。30分後にあの場面ということか」
(遼河)「その前にカゲコーラスをちょいと(笑)…」
(花總)「タニ(大和)は、どう? 真っ黒にそめて」
(大和)「そうですね。髪の毛を黒くしたときから、あ! スペイン人だ! っていう感じになってきましたけど」
(花總)「格好いいよね、闘牛士のあの衣装」
(悠未)「格好いい」
(大和)「(笑)稽古場ではそんなに思わなかったですけど、舞台行って衣装つけたら、マタドールだ! って。あのマントを回すのが意外に難しいんです」
(遼河)「カゲコーラス室からモニターで見てるんですけど、ライトが円になってパーッと当たって、すごいきれい」
(大和)「開会式ではマタドールはマントを回して、オリンピック選手たちは旗とかを回したりして、客席で見てみたい気がしてるんです」
(和央)「(紫城に)ちょっと見てるよね、銀橋から、私たち」
(紫城)「はい」
(和央)「私はね、けっこう見てる。るいちゃん(紫城)としゃべってるけど」
(花總)「るいちゃんがいっぱいしゃべってる」
(紫城)「銀橋でですか? そうですね。調子にのって(笑)」
(大和)「大女優ぶりを」
(紫城)「ええ、ハリウッドの。難しいんですけどがんばって…」
(花總)「でも銀橋の歌、好き」
(紫城)「大ふられするとこですよね」
(花總)「大ふられ?!(笑)」
(紫城)「そんなに言われてしまうんですけど」
(大和)「でも最後の、泥棒でしたっけ? エレンらしいな」
(花總)「泥棒! って、パーンと」
(一同笑う)
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| <高跳びは任せて…オリンピック選手役の悠未> |
悠未はイギリスの高跳び選手、ビル・グラント役。昔、実際に高跳びをやっていたことがあるとか。オリンピック選手たちが集まるヴィセントの家のセットが、非常に狭くて大変です。
(大和)「オリンピック選手、ビルはどうですか?」
(悠未)「はい。ビルは高跳びの選手なんですけれども、とにかく常にヴィセントたちオリンピック選手と一緒なので、ほかの方とあんまり関わりがない。あと、たかこさんとは…」
(和央)「私にはいちばん跳んでくるよ」
(大和)「(笑)跳んできますね」
(悠未)「(笑)あそこはね」
(和央)「うん。あとセビレもともちん(悠未)だもの」
(悠未)「そうです。セビレで隠してたり、けっこうたかこさんとは…。でもハイジャンプで跳んでいくところは、毎日楽しくて(笑)」
(大和)「だってほんとうに高跳び、やってたんでしょ?」
(悠未)「そうなんです。小学校のときですけど」
(大和)「ねぇ、生かされている」
(悠未)「そう(笑)」
(花總)「でも、最後にヴィセントのお家に行くじゃないですか。そこでオリンピック選手がみんなでマドリッドに行って戦う! という場面を見ていると、仲間なんだなぁって思います」
(和央)「あの家がね、小ちゃくて(笑)」
(大和「(笑)ヴィセントの家、あまりにも小さくて、みんな押しくらまんじゅうみたいで(笑)」
(和央)「しょっちゅう荷物取れなくて、誰かの荷物が後ろに下がって、大変なことになってる」
(悠未)「すごく荷物があって、それが、段取りがあるんですけど、みんな大きいんですよ(笑)。荷物を取るにも、けっこうギューギューで」
(花總)「オリンピックの選手、みんな大きいから。…それなのに舞台稽古のときに”お家から出ちゃダメだよ、ダメだよ”って小池先生(笑)」
(遼河)「無理だって(笑)」
(大和)「四畳半もないぐらいの、小っちゃい家でね」
(遼河)「倒れるときに机に当たりそうなので、それも計算しながらやってるんですけど…狭いからみんなでドタドタドタって(笑)。怖い!!(笑)」
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| <退団の実感は?> |
ワイルドホーンさんと彼の曲について、フィナーレのこと、初舞台生について(それぞれの初舞台の思い出も)など話がはずんだあと、退団する和央と花總のいまの心境について…。
(大和)「今回はたかこさんとふささんのサヨナラ公演なんですけど、私たちいま初日が開いてやってて、まだ自分たちがやることに精いっぱいで感じない、はたまた感じないようにしてるような自分もいたりするんですけど、どうですか?」
(遼河)「稽古場でデュエットダンスとか見てて、最後だって思っちゃった…」
(花總)「でも最後くさいですよね(笑)、振りとか」
(和央)「うーん」
(遼河)「最後なんだ! と思いながら稽古場でいつも見てるんですけどね」
(大和)「たかこさんとふささんは、毎公演、最後のデュエットダンスがとても美しくて、いつも楽しみに見てたんですが…」
(遼河)「今回、稽古場で(デュエットダンスを)はじめてみんなの前でやったときは、みんな食い入るように見ていた」
(和央)「デュエット、好きだったからね」
(花總)「大好きです。でも私、自分もやめるんですけど、公演でたかこさんがデュエットのときせり上がってきて、燕尾に白い花がついてるのを見ると、サヨナラだ! と思っちゃうんですよ」
(和央)「サヨナラだよ」
(花總)「(笑)自分のことはさておき、あぁ、たかこさん最後なんだなぁって…」
(和央)「君もだよ」
(花總)「そうなんですけど、自分のことってなかなか感じないじゃないですか」
(和央)「…そうかなぁ」
(大和)「初日開いたばっかりなんですけど、(退団を)感じたりしますか?」
(和央)「うーん、感じてますよ、ずっと、発表したその日から。なんだけど、ありがたいことに、公演を創る過程とか公演をやるうえでは考えないかな、全然。それどころじゃない、ってのもあって。考えたくなかったし、公演はふつうだから。ふつう通りに本公演を1コ創ってきた。…そこにサヨナラ公演ってのはなかった。だから幸せ」
(花總)「あぁ、いいですね!」
(大和)「2幕の最後のところ、ふささんとお芝居して歌のところとか、見ているとあそこですごくサヨナラを感じるけど、そっちモードにならないようにって(笑)」
(悠未)「私も、戦場の前の(和央さんの)歌詞、“君と歩いてきた日々、何一つ悔いはない”とかいうのが、ふささんに歌ってらっしゃるんですけど、自分に歌われているようで、ウルウルして(笑)、感傷的になってしまいました」
(和央)「そう思ってほしいの。花總に歌っているんだけど、みんなとかお客さんの1人ずつに歌いたいの、ほんとうは。正解だ。ありがとうございます!」
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| 「退団は感じているが、考えていない」と淡々と語る和央、自分のことはさておき和央の退団は実感として胸に迫っている様子の花總、司会進行役を一生懸命つとめる大和、そしておだやかな笑顔で役について、公演について語る、遼河、紫城、悠未。みんなの気持ちが一体となって創りあげた、いや創りあげている舞台だと伝わってきました。東京公演もほんとうに楽しみです。 |

| この続きは、タカラヅカ・スカイ・ステージ「NOW ON STAGE」でお楽しみください! |
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