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宙組・東京宝塚劇場公演『NEVER SAY GOODBYE』−ある愛の軌跡−
東京宝塚劇場公演
2006.5.26(金)〜7.2(日) |

この作品をもっと楽しく!
◎SKY STAGE 関連番組 |
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| ◎解説 |
ミュージカル『NEVER SAY GOODBYE』−ある愛の軌跡−
作・演出:小池修一郎
作曲:フランク・ワイルドホーン
和央ようか率いる宙組のために、世界的なヒット・ミュージカル「ジキルとハイド」の作曲家である、ブロードウェイのフランク・ワイルドホーン氏が全曲書き下ろす新作ミュージカル。台本・作詞を担当する小池修一郎とワイルドホーン氏とのワールドワイドなコラボレーションによる舞台。このような日米合作は宝塚歌劇では初めてのことであり、画期的な試みとなる。
爛熟のハリウッドから、パリを経た人気カメラマンと女流作家の恋の逃避行。やがてファシズムと戦うスペイン内戦に巻き込まれ、平和を求める戦いに加わって行く。ヘミングウェイ、ロバート・キャパ、リリアン・ヘルマンといったロスト・ジェネレーションの芸術家たちをモデルに、平和を求め、ファシズムと戦った男女の愛の物語を描いた作品。愛が平和を築くことができるかを問う、強いメッセージ性を持った超大作ミュージカル。また、第92期初舞台生のお披露目公演となる。この公演をもって和央ようか、花總まりが退団する。
1936年ハリウッド。「カルメン」を下敷きにした新作映画「スペインの嵐」の制作発表パーティーが開かれる。主演スターのエレン・パーカーや、エスカミリオ役の現役闘牛士ヴィセント・ロメロらが、居並ぶ。と、そこへ原作の戯曲を書いた社会派の新進劇作家キャサリン・マクレガーが現れ、自らの戯曲が改ざんされていると非難する。キャサリンはプロデューサーのマークたちと大喧嘩するが、そんな彼女の写真を撮る男が現れる。パリの風俗を撮影した写真集で一世を風靡しているカメラマンのジョルジュ・マルローその人であった。ジョルジュはエレンの愛人としてハリウッドに滞在していた。キャサリンはフィルムを返せと言うがジョルジュは拒絶する。
怒ったキャサリンは、マリブ・ビーチのジョルジュのアトリエまでフィルムを取り返しに行く。そこで見たジョルジュの未発表の写真の持つ社会性に、キャサリンは驚く。実はジョルジュはパリジャンではなく、ポーランド生まれのユダヤ人であり、母国の混乱を逃れパリに辿り着いたのだった。アメリカの知識人らしいキャサリンのものの見方を、ジョルジュは現実に即さない理想論だと諭す。キャサリンは、反発を越えて、ジョルジュに尊敬の念を抱いて行く。二人は、再会を約束して別れる。
折からスペインでは、ナチス・ドイツのオリンピックに対抗して、バルセロナで人民オリンピックの開催準備が進んでいた。スペイン共和国の文化省のカレラスは、マークたちを開会式に招く。闘牛士のヴィセントは、開会式に出場することとなり、興味を覚えたジョルジュは一同と共にバルセロナに赴く。
開会式のリハーサルたけなわの時、突然、一部のファシストである軍人がクーデターを起こし、内戦が始まったことが伝えられる。人々がパニックに陥る中、オリンピックの中止が決定する。人民オリンピックを快く思わないナチス・ドイツが、裏で画策していたのだ。スペインの存続を掛けた戦いの火蓋が切られたことを知って、ジョルジュは、その行方を記録しようと計画する。一方、世界作家会議に出席する為スペインを訪れたキャサリンもバルセロナに入り、二人は再会する。
ジョルジュは闘牛士を捨て、一人の民兵としてファシストとの戦いに参加するヴィセントの取材を重ねる。人民委員のアギラールは、キャサリンに共和国側の宣伝への協力を要請し、ジョルジュの写真も、世界中のメディアに発信される。風雲急を告げるバルセロナで、理想を実現しようとする二人の男女は、恋の炎を燃やし出す。しかし、内戦が呼び起こす歴史の渦は、二人を巻き込んで行く・・・・・
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NOW ON STAGE
宙組・東京宝塚劇場公演『NEVER SAY GOODBYE』−ある愛の軌跡−
各公演毎に、スターや演出家が熱く語るタカラヅカ・スカイ・ステージの人気番組(60分)。 |
いよいよラストステージ。宙組主演コンビ、和央ようかと花總まりの退団作品、ミュージカル『NEVER SAY GOODBYE−ある愛の軌跡−』が東京宝塚劇場で公演中です。華やかなコスチュームプレイからロマンティックなラブストーリーまで、幅広い作品を好演してきた2人ですが、最後の作品は現代物。スペイン戦争を背景にカメラマンと女流作家が平和を求める戦いに加わっていくという、ドラマティックで骨太なミュージカルです。ブロードウェイの現役作曲家フランク・ワイルドホーンの曲も、メロディアスで迫力たっぷり。小池修一郎の作・演出にも力が入り、タカラヅカを代表するコンビの退団作品としてふさわしいものになっています。今回の座談会には、和央、花總と、組長の美郷真也、副組長の寿つかさが出席。美郷は和央と同期、寿は和央にとっても花總にとっても雪組時代からの親しい仲間。宝塚大劇場公演のエピソード、東京への抱負、思い出話などを、なごやかに語ります。 |

| <和央が“ルージュをひいても”と歌っているとき、美郷は口紅をぬってます> |
まずは大劇場公演の思い出や失敗話から。アッという間だったね、という話から、美郷のおもしろエピソードに。
(美郷)「自分が出てない場面でも曲がいいから、鼻歌まじりになっちゃう…」
(和央)「(笑)思い出しちゃった! まりちゃん(美郷)のこと…」
(花總)「あっ! わかった!」
(美郷)「言っちゃう?」
(和央)「言っちゃおう! 私がフィナーレナンバーで“どんなに赤く…”って歌っているときに(笑)」
(美郷)「“ルージュをひいても”のときに、口紅をひいてたんです(笑)。楽屋で」
(和央)「しかも真っ赤なルージュを」
(美郷)「ヒゲを取って、パレードのためにぬってたところに、かかるの。(笑)私のために歌っているのかと思った」
(花總)「(笑)」
(寿)「BGM感覚で…。あれっ!? って」
(美郷)「一人で笑っちゃった」
(寿)「そのときぬってるのは、まりえさん(美郷)か、ともみさん(立ともみ)か、ソルーナさん(磯野千尋)」
(和央)「大御所のみなさんが…」
(美郷)「(笑)ぬってるタイムなんですよ、3人が。だから絶対その時間にぬることにしているの」
(和央)「真っ赤にね(笑)」
(花總)「思い出さなかったですか? 公演のとき」
(和央)「思い出したよ。そしたらある日、たかちゃん(和央)、思い出さなかったでしょう? ちょっと歌い方が違った、って(笑)」
(美郷)「私がぬっていることを想像してね、って言ったの」
(和央)「そのときホントに忘れてたの、ポーズするときは。それで歌い出して、もしかしてぬってる? って(笑)」
(美郷)「(楽屋の)モニターから聞こえてきて、しかもモニターのたかちゃんを見ちゃったりもしてね…」
(和央)「これを見た方は、あの歌を歌っているときに、一緒にまりえが浮かぶよ」
(花總)「絶対そう」
(美郷)「そうだよね。ごめんなさいって感じだね(笑)」
どの曲も素敵だという話から、「デラシネ」場面の失敗談へ。場面後ろに映っているあのスライドは和央自身が操作しているのですが、花總・キャサリンの怒った顔が出るはずがパリの街角の写真になってしまったことがあったのです。その謎は、ぜひ放送でお確かめください。それぞれの失敗話、専科から出演の立ともみと磯野千尋のこと、両派に別れて熱心に研究、稽古していた民衆役たちのことなど、興味深いが続きます。
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| <心ひとつにがんばりたい東京公演…和央> |
本当に最後となる東京宝塚劇場公演を控え、和央が語ります。
(美郷)「東京宝塚劇場、待ってますけど…。いつも通り、ですか?」
(和央)「…そうね、いつも通りだけど、どの公演もいつも大劇場終えて東京に行ったら、また客席も違うから、舞台稽古のときふしぎな感じがするのね。だから、また、新鮮にできますね」
(花總)「お客さまの熱気も、違うと思うし…。東京! いよいよ東京だ! って」
(美郷)「いよいよ東京、っていうのがやっぱり…ファンの方もだし、私たちも余計にグッと熱くなるものがあるから、みんなも心ひとつにがんばりたいですよね」
(和央)「(うなずく)」
座談会後半、サヨナラショーの話のあと和央が語った「いつも通りにすごしたかった。そういうふうに周りもいてくれてありがたかった」という言葉と、淡々とした表情も印象的でした。
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| <早変わりが大変だった大劇場サヨナラショー…和央> |
大劇場で行ったサヨナラショー。和央は役そのままの扮装で代表作の名場面を再現。一つのショーのようだったと言います。それだけに舞台裏は早変わりで大変でした。
(美郷)「サヨナラショーとか、みなさんが見られたわけでないから。残念なことに」
(和央)「みなさんに見せたいよねぇ」
(美郷)「だってすごいじゃない? 総決算というか」
(寿)「すごいですよね」
(花總)「私の知り合いの人が、このショーをずっとやっててほしいって(笑)」
(寿)「あぁ! なるほどねぇ」
(花總)「サヨナラショーでなく(笑)」
(美郷)「ショーだったよね」
(寿)「ショーだった」
(美郷)「メモリアルの部分ももちろんあるけども、一つのショーだったっていう感じが…ああいうふうになるとは思わなかったから、意外性があって」
(寿)「ちゃんと、そのときのその当時の役の扮装で」
(和央)「あれは大変でしたね、裏が」
(花總)「(笑)」
(美郷)「早変わりにつぐ早変わりだから…」
(和央)「ありがとうございました」
(美郷)「いいえ」
(和央)「(東京でも)よろしくお願いします(笑)」
(美郷)「(笑)だって、今回の公演のなかでもあそこまで早いのないだろう、って感じだものね」
(和央)「…フィナーレの黒燕尾のときとかは早いかな。やっぱりセリがけっこう時間がかかるから。でも(サヨナラショーは)いろいろ細工が…」
(美郷)「細工をするからね。『カステル・ミラージュ』から『ファントム』とか」
(和央)「『ファントム』から元に戻るとか…」
(美郷)「手間がかかりますね」
(寿)「間に合うかな? って、おっしゃってましたものね」
(美郷)「舞台稽古もドキドキだった」
(和央)「そう、ドキドキだった」
(寿)「最初お稽古場で通したとき、みんな1場面がはじまるごとに、曲が流れてるのに、ヒャー! とかいって、大泣きしてましたよね」
(美郷)「そのときにフッと(当時に)返るんだよね」
(花總)「そうそう!」
(美郷)「曲を聞いたり、そのときの振付を見たりすると、あのときこうだったなぁとか、あのときこういうふうに話をしていたなとか、そういう細かいことが思い出されるから、不思議だよね」
(和央)「でも振付じゃなくて、全部再現で、みんなでビデオ見て(振りを)起こすじゃない? それが悪いなって思ってたけど…。私が起こし終わる前に、みんなけっこうね…」
(美郷)「みんな、がんばっていた」
(和央)「ミレニアム! とか言って廊下でガンガン踊っててね」
(寿)「そうですよね」
(和央)「ヘーッと思って、うれしかった。やっぱりビデオから起こすって大変だし、とくに『ミレニアム・チャレンジャー!』とか、組の半分ぐらいの人間しか知らないから、知らない子たちも必死でやってくれていて」
(花總)「みんな楽しそうにやってた」
(和央)「『カステル・ミラージュ』の群舞とかも、やろうとずっと前から思ってたけど、実際やるとなったら、知ってるのは何人いる? スッシー(寿)と? …これはまずいなと思ったけど…。でも、できてうれしいとか、終演後のお稽古なのにご機嫌に言ってくれたから」
(美郷)「やっぱりみんなに、そのときの思い出があって、もう1回踊れるとかあるから」
(和央)「ふつう大変だと思うんだよね、ビデオ見て一から起こすってのは」
(寿)「みんなね、早かった」
(花總)「生き生きしてましたよね」
千秋楽、組代表として花總の頭に花をつけた寿、公演中も和央の楽屋で毎朝、花を生けていたそう。そんなエピソードも楽しかったですよ。
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| 後半は今回の座談会の特別コーナー、美郷と寿が「たかことハナの素顔に迫る」。全員、同期と1学年差(和央&美郷が同期、寿が1期下、花總はさらに1期下)という親しさからか、音楽学校時代、下級生時代も含めた思い出を、リラックスした雰囲気で語ります。おもしろエピソードも飛び出しますが、詳しくはぜひ放送でお楽しみください。和央と花總は恋人だけでなく、兄弟、親子も演じていたと聞き、そういえば『二人だけの戦場』では兄と妹でしたし、雪組『エリザベート』では母と息子だったと思い出しました。平常心を強調する和央、笑顔を絶やさない花聰…仲のよい美郷と寿の前で浮かべる楽しそうな表情が印象的でした。 |

| この続きは、タカラヅカ・スカイ・ステージ「NOW ON STAGE」でお楽しみください! |
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