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雪組・東京宝塚劇場公演『ベルサイユのばら』−オスカル編−〜池田理代子原作「ベルサイユのばら」より〜
東京宝塚劇場公演
2006.4.7(金)〜5.21(日) |

この作品をもっと楽しく!
◎SKY STAGE 関連番組 |
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| ◎解説 |
マリー・アントワネット生誕250周年記念 三井住友VISAシアター 宝塚グランドロマン『ベルサイユのばら』 〜池田理代子原作「ベルサイユのばら」より〜
脚本・演出:植田紳爾、演出:谷正純
マリー・アントワネット生誕250周年を記念しての、名作『ベルサイユのばら』5年振りの再演。これまでにも様々なバージョンで上演してきたが、初演より31年の時の経過の中で、現在のバランスを考えて再構築。新場面やマリー・アントワネットが作曲した楽曲が登場するなど、新たな見所も多く、またキャスティングにおいても、各組からの特別出演など、話題満載の公演。
先祖代々フランスを守る役目の家柄であるジャルジェ将軍家の末娘オスカルは、幼い頃より男の子として育てられていた。そして今ではマリー・アントワネット王妃付きの近衛士官として仕え、宮廷の夫人たちの憧れの的であった。一方、幼くして両親を失ったアンドレは、オスカルの乳母である祖母のマロングラッセがいるジャルジェ家に引き取られ、オスカルと共に兄弟のように育つ。
栄華を誇ったブルボン王朝も国家財政は非常な危機にあり、そのための重税と数年来の飢饉も加わり、人民の間には不満が渦巻いていた。そのことを知ったオスカルは、ジャルジェ将軍やジェローデル少佐の反対を押し切り、王宮守護の近衛隊から人民を守る衛兵隊の隊長に転属を願い出る。物語はここから始まる―。
衛兵隊の隊士たちは手に負えない連中の集まりであった。オスカルが女だと侮って反抗する隊士たち。しかし次第に彼らは心を開いていく。フランス国内はますます混迷を極め、人民の不満は募る一方で、それを力で押さえつけるため、オスカル率いる衛兵隊に出動命令が下るのは必至であった。
オスカルの屋敷で小間使いとして働き、オスカルを姉のように慕っていたロザリーは、今では革命家ベルナールの妻となっていたが、オスカルの転属を聞き、その身を案じていた。
平民議員たちは国民議会解散の命に従わず、会議を開いていた。ブイエ将軍は、この議員たちを追い出そうと衛兵隊へ出動を要請する。しかしオスカルは、国民に銃を向けることはできないとその命令を拒否する。そのためオスカルは官位を剥奪されそうになるが、ジャルジェ将軍の取り成しで何とか事なきを得る。ジャルジェ将軍は娘を男として育てたことを悔いていた。将軍はオスカルにジェローデル少佐との結婚を勧める。
オスカルの結婚話を聞いたアンドレは絶望する。アンドレは、身分違いの恋と知りながらもオスカルに想いを寄せ、影のように寄り添い生きてきたのだった。アンドレはオスカルに毒酒を飲ませ、自分も死のうとする。しかし自分勝手な思い上がりに気付き、危うく思い止まる。オスカルはアンドレの秘めた愛情の深さを知り驚くが、アンドレの存在の大きさを改めて思い知る。遂に国王からのパリ出動命令が下ったその夜、オスカルはアンドレの想いを受け入れ、二人は結ばれるのだった。
戦端は切られた。オスカルは貴族の称号を捨て、フランスのため、衛兵隊と共に国王軍と戦う決心をする。その戦闘で、まずアンドレが銃弾に倒れた。その深い悲しみを振り切ってオスカルは指揮する。しかし、そのオスカルにも銃弾が。「バスティーユが落ちたぞ!」という民衆の歓声を聞きながら、オスカルは静かに息絶えるのだった…… 。 |
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NOW ON STAGE 雪組・東京宝塚劇場公演『ベルサイユのばら』−オスカル編−〜池田理代子原作「ベルサイユのばら」より〜
各公演毎に、スターや演出家が熱く語るタカラヅカ・スカイ・ステージの人気番組(60分)。 |
オスカルとアンドレ、そしてロザリーの運命を描く雪組『ベルサイユのばら』オスカル編が、いよいよ東京にやってきました。宝塚大劇場公演では、星組の湖月わたる、花組の春野寿美礼、月組の瀬奈じゅんと各組主演男役が特別出演、さらに貴城けい、水夏希と、総勢5人のアンドレが登場しましたが、東京宝塚劇場では、貴城、水、そして星組の安蘭けいが登場。それぞれの出演期間も長く、朝海・オスカルとよりいっそう密度の濃い芝居が期待できます。今回の座談会は、東京公演の稽古中の収録で、朝海ひかる、舞風りら、貴城、水が出席し、大劇場公演を終えた手応え、東京への抱負を語ります。また安蘭が別撮りで、再度アンドレを演じる意気込み、期待を語っていますが、そちらはぜひ放送でお楽しみください。 |

| <練り直した舞台を…舞風、水> |
大劇場公演のエピソード、失敗談など楽しいおしゃべりのあと、それぞれが東京への意気込みを語ります。まずは舞風、水から。
(舞風)「東京公演に向けてお稽古場で新たに、数日間だったんですけど通しというかたちで、まっさらな状態でお稽古をさせていただくことができて。大劇場のときにはコレできなかったなということをお稽古場でやってみようとしたり、あともう一度先生に聞き直してみたりして、練り直す期間が持てたというのは、すごくうれしかったなと思います。東京公演は、まだまだ続くので、一日一日、ほんとうに先生がたが言ってらっしゃるように、ゼロに戻して、全力投球というか。次の日にまた新しいところからはじめるという作業を、クリアにできていけるように。あとは『ベルサイユのばら』を楽しんでやれたらいいなと思います」
(朝海)「じゃぁ、ちかちゃん(水)」
(水)「まず、最初の通しを稽古場でしたときに、お稽古場には公演中も何度も行ったじゃないですか。そのときも思いましたけど、あらためて感じたのは、みんな休みの間に、身体を休めたり、充電期間があり、1週間のブランクが空いて久しぶりでちょっとした緊張感とかがあったりして。そんなものが全部相まって、最初の通しのときに、やっぱり1公演やるとずいぶん違うんだなって思いました。最初の衛兵隊の場面とかもみんなずいぶん、バーッと声が出てたんだよね」
(舞風)「ねぇ、声が(笑)」
(水)「大きい声だなとか、そういうのも感じたりして、もっともっと、(大劇場の)舞台でやってきたものをまたさらにここで練り直していこうと思いました。あと、役の方向性みたいなものは割と決まっているじゃないですか。そのなかでどういう風に、回数を重ねていって、自由にできるか。でも自由にやっていって方向が違っていっては意味がないから、その限られたなかの自由ってどこまでやっていいのかな? ってのを…。稽古場では、二役だったので回数は少なかったですけど、先生が見てくださるので、その自由に挑戦する時間があってよかったなと思います。公演中も、東京公演は長いので、その方向を見失わずに、なるべく自由に、そのときの感情のせいいっぱいでやれたらいいなと思います」
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| <東京公演が雪組最後の貴城> |
続いて貴城が東京への抱負と、宙組への組替えを前にしたいまの心境を語ります。送り出す側の朝海も思いはひとしおです。
(貴城)「ちかちゃんが言ってたことと重複するんですけど、稽古場に戻ってきたときに、自分が出てない場面でも空気感がすごくまとまって感じられて。それがいい意味で、小さくまとまっちゃうのではなくて、みんなそれぞれ粒だってきてるのが、大劇場のお稽古中よりもはっきりと目に見えて感じたので、舞台に1回でも多く立つのはすごく成長につながるんだなって。だから自分もそうじゃなきゃいけないなとすごく感じました。もちろんいろいろな役替わりをしてる人たちもいれば、してない人たちもいますけど、してない人たちは1つの役を深めていく作業を、役替わりをしているメンバーよりもすごく時間をかけて深めていってるなって思うんですよ。で、(私たち)役替わりしているメンバーは、やっぱり2つの役それぞれに挑戦するのはすごく勉強になるし意味のあることだと思うの。だから(私も)今度は、1つの役を深めていった方たちに負けないぐらい2つの役を、東京公演ではまた2つの役ですけれども、それを深めていって、しっかりと東京のお客さまにお見せしたいなと思います」
(朝海)「そうだね。カシちゃん(貴城)はこの公演でね、雪組……からいなくなっちゃうので」
(貴城)「はい」
(朝海)「信じられないような…。あ、いなくなっちゃうんだなって。アンドレ! みたいな、そういう感じでね(笑)」
(貴城)「オスカル! みたいな(笑)」
(朝海)「どう?」
(貴城)「大劇場の最後の、千秋楽の公演のときにはすごく感じたんですけど、いまはまたあんまり感じなくて。お稽古とか、今日はこの場面をどうやろうかなとか、そういうことに集中してしまって、あんまり感傷にひたってないですけど(笑)、大劇場の千秋楽のときにはすごく感じた。やっぱりコムちゃん(朝海)が雪組の主演男役になってから下でずっとやっていて、その前も『アンナ・カレーニナ』とかでも、妻を盗られちゃったりとか(笑)してますが、深くお芝居をしてきて。なのでそういう自分のなかの貴城けいとしての思いが、アンドレのオスカルに対する思いと通じるものがあって、ちょっとかぶったりして…」
(朝海)「アンドレとオスカルが、幼いころからずっと時間をともにしてきて、で、今宵一夜の場面で、お前が必要なのだ! という告白をして。愛していると言って結ばれるんですけど、そことなんか通じるよね? だから、感傷にひたる暇はないんだけど、なんかすごくその辺が…」
(貴城)「ちょっとかぶる部分が」
(朝海)「かぶる部分があるから。…(東京では)また全然違うものにね、なれたらいいと思う」
(貴城)「はい。東京、最後まで…」
(一同)「よろしくお願いします」
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| <3人のアンドレとじっくりオスカルを演じたい…朝海> |
続いて朝海が、抱負を述べます。東京ではアンドレが約2週間がわりで3人。じっくりと演じられるのが楽しみです。
(朝海)「大劇場公演で1か月、オスカルという役をやらせていただいて、『ベルサイユのばら』という作品にどっぷりつかって、『ベルサイユのばら』というのはほんとうに奥が深い作品だな、と。演じる側がどういう風にやろうかな? っていうのだけで、話の方向性も変わっていってしまう…。もちろんベースっていうのはあるんですけど、プラスアルファの部分でいろんな選択肢があるんですね、やっぱり。オスカルのなかでも。(貴城と水に)ね? やって分かると思うけど」
(貴城、水)「(うなずく)」
(朝海)「いろんなオスカルの表現ってあるじゃない? だからそれのどこに自分が行こうか、今日はどこに行こうかみたいな(笑)。だから日替わりでいろんな方向性を模索できたことがすごくおもしろくて。もちろんアンドレも役替わりで替わりますから、そのたびにアンドレの芝居も変わって。で、私もそのたびにリフレッシュして、オスカルという役を1日1日、1公演1公演見つめ直すことができたので、すごく楽しい1か月だったなと思っています。東京公演に行くとそれが、カシちゃんで2週間、とうこ(安蘭)で2週間、ちかちゃんで2週間ぐらい。だから今回はがっちり、対カシちゃん、対ちかちゃんで、2週間ぐらいずつできるので、それでまたどう自分がなっていくか。楽しみでもあるので、その辺に自分でも挑戦していきたい、東京公演で。またさらに新しいオスカル像を目指して、そしてみなさまに、より多くの方に、オスカルとはこういう人なんだと(笑)、納得していただけるようなオスカルに創り上げていきたいなと思っていますけども。…で、いま話にも出ましたけども、アンドレがカシちゃんとちかちゃんの役替わりということで。どうでしたか?」
(貴城)「大劇場でですか?」
(朝海)「うん。ほかの方の、ゲスト出演の方のとかも…」
(貴城)「同じセリフで同じ動きで、こんなに違うのかと…」
(朝海)「そうだね。やっぱりね…」
(貴城)「ほんとうに感じるよね!」
(水)「ホントに! 思いました」
(貴城)「だってホントに、全然違うんですものね」
(朝海「うん、う〜ん」
(貴城)「それって、すごいことだなぁと思うし」
(朝海)「やはり観ているお客さまもそれをすごく敏感に受けとって、それをちゃんと肯定的に受けとってくださって、楽しんでいただけたと思うので、すごく私たちもやりやすかったんです。だからほかの組の主役さんたちがやるアンドレと…、まぁカシちゃんとちかちゃんがやるときのアンドレって、別に私たちがね、役替わりするわけでもないのに、ちょっとドキドキしたり…」
(一同)「(同意して笑う)」
(朝海)「初日にはちょっとドキドキしたり、ちょっと緊張したりとか(笑)。言われなかった? 他の人にも。今日は、ちょっと緊張しちゃった、一緒になって、とか」
(貴城)「それは緊張しますよね、周りも」
(水)「すごい、あわただしかったですよね?」
(貴城)「アッという間に公演が、千秋楽になってたくらいで」
(朝海)「だからお稽古して、かと思ったら舞台稽古になって、そうしたらもう初日になっちゃって。で、終わってまたお稽古になって。それの、くり返しだったんだよね」
(水)「やっているうちに、はい! 千秋楽、みたいな。息つく間もなく…」
(朝海)「でも、すごくいい経験をさせていただきましたね、私たちも。…まーちゃん(舞風)はね、アンドレと接する機会があまりなかったけど」
(舞風)「なかったけど、すごく刺激になりました。そのエネルギーに、のっかっていきたい! みたいな。お稽古場でね、夜、終演後やっているときに、そこで自分もちゃんと1回ずつステップアップしたいな、遅れはとりたくないぞ! みたいな…。お稽古場にすごく熱気があって」
(朝海)「すごく刺激的でしたね」
(舞風)「はい」
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| <東京には安蘭アンドレが参加> |
東京ではアンドレに星組の安蘭けいも参加します。星組大劇場公演ではアンドレ、東京ではオスカルを演じた安蘭が、再度アンドレ役に挑戦するのですが…。
(朝海)「東京では、安蘭けいがアンドレに加わります。どうなんでしょうね?」
(舞風)「ねぇ、すごく楽しみ」
(水)「とうこさん(安蘭)は1か月、やっぱり大劇場でアンドレをやってらっしゃるから。」
(貴城)「で、オスカルをやって…またアンドレだからね」
(水)「そうそうそう」
(貴城)「だからね、さらに、どうなって…」
(水)「深く、深く、なって(笑)…だから、すごい楽しみ」
(朝海)「両方の視点からちゃんと『ベルサイユのばら』っていうものをしっかり分かっていて、なおかつ、オスカルやっているときはきっと、こう来てほしいのよ! な〜んて思っているところとか、自分でやりながら思うときとかあるよね、やっぱり。そういうのをきっと蓄えていると思うので…」
(貴城)「だって、じっくりやってますものね、とうこさんは」
(朝海)「そうだね。アンドレもじっくりやってるし…」
(貴城)「オスカルもじっくりやって、満を期して。登場!(笑)」
(舞風)「(手をたたく)」
(朝海)「プレッシャーを与えているのだ(笑)」
(水)「(笑いくずれる)」
(貴城)「そんなことない、そんなことない(笑)」
(朝海)「でも、久しぶりにとうこは雪組に来るからね」
(貴城)「ねえ、うれしい!」
(朝海)「うれしいというか、私たちはほんとうに…カシちゃんなんか入ったときからずっと、1コ上で、一緒にやってきたし。私も、同期として、一緒にまた組めるのがうれしいので…」
(舞風)「見たい!(手をたたく)」
(朝海)「ね? 楽しみで(笑)。…また同期同士の芝居も、まだどうなるか分からないですけど、まぁきっと、幼なじみ風はより出ると思うので、その辺をみなさまお楽しみにしていただいたらいいかなと思います」
続いてアンドレ役で特別出演する安蘭けいのインタビュー。「(星組東京公演で)オスカルをやったことによって、アンドレにはこう居てほしいということが新たに思うところがあるので、それを雪組のアンドレに生かせればいいな」と語りはじめた安蘭。彼女のアンドレがますます楽しみになりましたが、詳しくはぜひ放送で。
番組後半は、Q&A方式で、「ツボのキャラクター」「おすすめシーン」「原作とタカラヅカのそれぞれの魅力」「私がやりたい役」など『ベルサイユのばら』に関する質問にそれぞれが答えるコーナー。「私がやりたい役」を紹介すると、朝海がマリー・アントワネット(「となみ(白羽ゆり)みたいに船を載っけたい」)、貴城と舞風がジャンヌ(「カッコいい!」)、水がメルシー伯爵(「フェルゼンに帰国を説得する、あのシーンが大好きなんです」)とか。いろいろ楽しい話が飛び出しますが、これもぜひ放送でお楽しみください。
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| 大劇場公演で、それぞれ確かな手応えを感じたのでしょう。役について、作品について、伸び伸びと語るメンバーの表情の晴れやかさが、印象的な座談会でした。 |

| この続きは、タカラヅカ・スカイ・ステージ「NOW ON STAGE」でお楽しみください! |
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