| 第21回〜第25回バックナンバー |
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第25回
去る4月1日、宝塚歌劇90周年を記念して、多くの生徒が参加する記念式典が宝塚大劇場で行われました。その一部をスカイ・ステージで生放送。その放送をオンタイムでご覧になられた方は、テレビの前とはいえ歴史的瞬間に立ち会うことができたのではないでしょうか? 残念ながら私はオンタイムで見ることができず、後にビデオで拝見しました。黒紋付に緑の袴の生徒が埋め尽くしたあの大階段・・・、感動しながらも、在団中70周年・80周年とあの大階段に立った自分を思い出していました。確か70周年のときは宝塚音楽学校の予科生。入学してまだ間もないのに、記念すべき式典に参加できたあの日。でも最下級生ゆえ、立ち位置はもちろん大階段の一番上。何百人もの生徒が並ぶわけですから、当然階段を上がるのも一番最初です。確か開演15分前には、もう一番上で準備ができていたような気がします。でも本番は、極度!?の緊張状態なので何分待ってもさほど苦になりません。辛かったのは、舞台稽古でしょうか。何度かの曲のリハーサルを重ねると、約一時間ほど上にいたまま。あまりにも階段中に人がいるため、座ることもそう簡単にはいきません。それに立場は最下級生! 我先に座ることなどできるはずもございません!!ライトに照らされ、大人数で酸素も薄くなったあの一時間・・・当時は「これが忍耐力か・・・」と先を思いやられましたが、80周年のとき大階段の下段に立ち、10年前の自分の場所を見上げたとき、「これぞ忍耐!今までいて良かった!!」と思いました。あの大階段の一段一段にも、生徒の歴史があるのです。この式典で一番上に立った生徒は10年後、なにを思うのでしょうか・・・。是非、感想を聞いてみたいものです!少々話しは外れますが、宝塚が今年90周年ということで「90」にまつわる話を探してみました。意外だったのが、皆様おなじみの「大きな古時計」。一昨年、平井堅さんがカバーされ、この曲の新たな魅力を発見しましたが、どこかちょっと寂しくて、じ〜んと心に響く歌ですよね。誰もが子供の頃に馴染んだこの曲は、アメリカ民謡「Grandfather’s Clock」というHenry Clay Work氏(1832〜1884)による1878年の作品。日本に来たのは意外にも最近のことで、昭和37年に「NHKみんなの歌」で放送されたのが最初だと聞いています。日本にやって来てお馴染みのこの歌詞へ和訳されたのは、アニメソングなどでも有名な保富康午氏。実は保富氏、この英詩を和訳する際、1箇所だけ大きく変えてしまったところがあるそうです。なんとアメリカ版のおじいさんの本当の歳は「90歳」。なのに日本では10年オーバーの「100歳」!彼は何故おじいさんを10歳も年取らせたのか・・・。それはメロディラインに乗せたときの歌いやすさ、つまり日本語の語呂にあります。試しに原詩通りに歌ってみましょう。 ♪ 大きなのっぽの古時計 おじいさんの時計 90年いつも動いていた ご自慢の時計さ ♪ いかがですか?少々字余りといったところですよね。そこでここに合う年数、つまり「100年」という言葉にさし変わったのだそうです。他にここに合う年数はないものかと私も考えてみましたが、「おじいさん」という設定を考えるとやはり100という数しかありませんでした。ちなみに語呂に合うのは、一桁台、「1年〜10年」ぐらい・・・これでは、おじいさんと共に生きてきた時計の深みも出ませんよね。そういえば、米民間人口研究所のマウンテンビュー・リサーチ社が英科学誌「ネイチャー」に発表した予測結果では、「日本の平均寿命は、2050年には90歳を超える」ということです。人間の寿命が延びてきた今日、物の寿命は短くなってきたような気がします。この「大きな古時計」は、もしかしたら物の大切さを教えてくれる歌なのではないでしょうか・・・。 最近、テレビのお仕事で大阪の方へ行ってまいりました。やはりうどんのダシは関西が一番!あの薄味で甘みの効いた半透明のダシは、なかなか東京ではお目にかかることができません。おいしかったぁ・・・、あら?何故か食べ物の話になってしまいましたが、書こうと思ったのは、そのお仕事の話です。関西らしい突っ込みどころ満載のトーク付きの歌番組でしたが、元来、歌詞覚えの悪い私としては、トークの間中、歌詞を間違えないだろうかとはらはらどきどきの状態。オンエアでは、画面の下に歌詞のスーパーが出るので、間違えると色々周りの方にご迷惑がかかります。在団中の外のお仕事で一度失敗して、もう一度歌いなおし・・・苦い経験を持つ自分としては、いまだにこれがプレッシャーとなっております。しかし、数少ない経験ながらもカンペ(歌詞が書いてあったりします)を見ながら歌うということに多少なれてきた私。自分のコンサートでは、これを使うことが嫌いなのですが、この際そんなことは言っていられない! とりあえず歌詞の出るモニター画面と友達になろうかと思いきや、これがまた運命のいたずらか!?わからなくなった瞬間に、テレビカメラがモニターの前に・・・。「ひゃ〜!!何故、今なのぉ!!!」と心は叫びながらも、ぎりぎりセーフの状態で収録は進行。結局、ラストの歌で少々間違えてしまいましたが、撮り直しはしなくていいということでほっと一安心。収録後、構成作家の方と話す機会があり、この歌詞のことが話題に上りました。そして、あるアカペラのグループの方々は、例え他の人の曲でも全員歌詞を覚えるため、カンペは必要としないそうで、それによってみんなの目線がきれいなところへ行くと教えてくださいました。当たり前なことですが、この言葉を改めて聞いて、その日の自分の精神がモニターに集中しすぎていたのではないかと反省・・・。そういえば、今はもう亡くなられましたが、宝塚の大先輩で、外の世界でも未だに信奉者が多くいらっしゃるという方も、歌詞覚えが苦手だったと聞いたことがあります。でもその方の歌には、歌詞だけでなく、歌っている世界を聴く人々に伝える魅力を持っていらしたのだと思います。このことを思い出して、ちょっと呪縛から解かれた気分になりましたが、やはり覚えることは大前提!今月もテレビで歌のお仕事がありますが、大切なこと(歌の心を伝えること)を忘れずに、心して取り組もうと意欲を燃やしている今日この頃です。 このごろとみに感じること・・・。テレビも生き物です。録画してみるのもいいけど、生放送だけでなく、収録ものもやはりそれが放送されるオンタイムで見るのが一番! なかなかスカイステージもオンタイムで見ることができず、少々凹み気味!? しかし、録画したものでも見る際は最大公約数の視聴者になった気分で、眼を皿のようにして見ております。さて、今月の「スカイ・ステージ・トーク」「スター・ロングインタビュー」そして「タカラヅカ1Day Trip・最終回」はいかに!? 80年代の舞台映像も興味津々です。皆様もどうぞお楽しみに! |
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第24回
宝塚大劇場の花の道に咲き並ぶあの桜たちは、今年も初舞台生たちを明るく迎えてくれているのでしょうか? 先日、古いアルバムの整理をしたところ、きれいな桜を背に、丸々と太った研一の自分と出会いました。あの頃の楽しみといえば「食べること!」といわんばかりに、ほっぺたはパンパン。今でこそ私服などのパンツ姿はタイトなものが多くなりましたが、あの頃はぶかぶかしたものが多く、良く言えば、健康優良児そのものといったところでした。そして初舞台のラインダンスのお衣装。当時は、網タイツが多かったのですが、私たちのときに初めて“オペコット”というレオタードに良く使われる生地が使われました。素肌に近いということでベージュの色をはいていたのですが、これが「細い足はより細く、太い足はより太く」見える代物で、お客様の中には「今年の初舞台生は太った子が多い!」と思われた方もいらっしゃると思います。その節は、大変失礼いたしました・・・。 しかし最近の初舞台生は、整った体型の人が多くなってきているのではないでしょうか。容姿端麗が入試資格としてあるように、入団してからもそれを維持している下級生を尊敬したいと思います。容姿端麗といえば、先日「ミス日本決定コンテスト」という番組を見ました。途中から見たので、内容はクライマックスに近づいていましたが、それでも審査の模様を興味深く見ることが出来ました。ミス日本の審査対象が、容姿端麗だけでなく、頭脳明晰であったり、人格を見たり、まさに『こころ美人』というものを求めるようになったのは知っていましたが、最近の審査内容については知りませんでした。引いたカードに書かれてあることについて一言。環境問題・政治経済など、一人の社会人としても考え込んでしまう課題を彼女たちはまるで最初から用意されていたかのように上手に答えていました。中でも印象に残ったのはいじめという課題についてだったような気がします。大変難しい課題を、彼女は自分の会社に置き換えて答えていました。彼女の会社の会議室の前には「ニワトリを殺すな」と書かれているそうです。鳥インフルエンザ問題が行き交う今日、ちょっと誤解されそうなコピーですが、これは、ニワトリの性質を表したものだそうです。ニワトリというものは弱った仲間がいると、残りの仲間で寄って集って傷つけ、最後にはそのニワトリを殺してしまう性質があるそうで、穏やかそうに見えるニワトリの怖い一面を見たような気がしました。この会社ではそれを活用して、会社の中で失敗をした人間がいたら、その人を攻撃するのではなく、「どこがいけなかったか、今後どうしたらいいか」を皆で話し合うことが大切だと唱えているそうです。人を怒るときも、相手の立場に立つことはもちろん、その人に逃げ場を残してあげることが大切であると聞きます。失敗した人間も、次の仕事への恐怖感ではなく、希望を感じることが、しいてはその会社のためにもなるのではないかと感じました。確か宝塚でも、仲間の失敗は自分のことと思えというようなことを教わりました。一つの舞台を作るうえで大切なことと思います。私の場合は、仲間に助けられたことの方が多かった気がしますが、その度に、舞台に対する責任感が強くなっていったような・・・この様に思わせてくれた仲間たちに感謝です! 話は少々それますが、数年前のある日、阪急の上層部の方が二人で、阪急電車にご乗車。最後部の車両にいる宝塚音楽学校らしき生徒を発見。近寄って「どこへ行くのか?」と訊ねたところ、その生徒は走って逃げていってしまいました。実はこのお二人、上級生のある程度の学年の生徒にとっては知らない人がいないほど、顔が知れ渡っている方々なのですが、音楽学校ぐらいの生徒にしてみたら知らないおじさんとしか見えない・・・。生徒にとっても、お二人にとっても、ちょっと気の毒なお話ですが、このお二人の場合、生徒が去った後、万歳三唱をして喜ばれたそうです。宝塚には「清く・正しく・美しく」が残っていると・・・。ミス日本に集まる人が『こころ美人』が多いなら、宝塚に集まる人は『こころ乙女』!?が多いのではないでしょうか? ここで疑問をひとつ。いつかどこかで実施されたような気がするので表現が微妙ですが・・・「ミスコンテスト」は何年も継続しているのに、何故「ミスターコンテスト」たるものは表舞台に姿を現さないのでしょうか!? もし実施されるとしたら要求されるものは『こころ美男(ハンサム)』!? 審査員は女性が多い!? 以前、真珠業界の主催による「ミスパール・コンテスト」の審査員をしたことがあります。最終的に意見はひとつにまとまりましたが、男性と女性ではやはり、美の追求に多少のずれがあると実感しました。そして自分の撮影の際も、男性カメラマンから「僕らが選ぶ写真と、タレントさん(女性)が選ぶ写真は違うことの方が多い」と同じ事を言われました。女性だけで選ぶ「ミスコンテスト」では、いったいどんな女性が選ばれるのでしょう。また男性だけで選ぶ「ミスターコンテスト」は・・・。皆さんはどのようなパターンに興味をもたれますか? ここで宣伝をひとつ!4月放送の「タカラヅカ1Day Trip」に出演いたします。以前よりこの番組を見ていて、映像が綺麗だと思っておりました。その願い叶っての収録。1本目は、東京宝塚劇場を皮切りに、銀座界隈をエレガントに。2回目は、暮れ行く六本木ヒルズを皮切りに、六本木周辺をカジュアルにご紹介していきます! スーパーバイザーとしてではなく、一人のOGとしての出演です。 皆様、どうぞお楽しみに!! 最後に内緒話をひとつ! 「タカラヅカ1Day Trip」は、食べ物に関した話題が豊富ですが、今回の収録でも様々なお店を訪れました。中でも最近急上昇中のチョコレート屋さんに行った時のこと。「ここのチョコレート、おいしいんですよぉ!」と一言言っただけで、撮影が終わった途端、関西から来たクルーの皆さんは、我も我もとお土産にチョコレートを購入。しかしこのチョコレート、おしゃれな容器込みで1個1000円という、かなりのブランド物。それを皆さん1個といわず、セットでいくつもお買い上げになったのだから、この日の売り上げは相当なもの、私の売り込みも相当なもの!? 余程私に感謝してか!?お店のコーヒーをご馳走してくださった上に、買ったチョコレートの袋に“こっそり”と、可愛〜いオリジナルボールペンを入れて下さいました!!なんと憎い心配り・・・店員のお兄さん、ありがとうございました。そしてクルーの皆さん、私だけごめんなさい 。 東京の桜も、だいぶ咲きそろってきました。今年の桜は、開花宣言を待たずに咲いてしまったものも多くあったのではないでしょうか。桜の咲く時期は、2月の気候に大きく左右されると聞きました。そういえば、3月に入って寒さがぶり返したものの、2月は春を思わせるほど暖かかった記憶があります。このまま春に突入かと思い、もう少しで衣替えをするところでしたが、桜の蕾もかなり騙された!?のではないかと思います。開花が早い分、散るのも早くなりそうですが、一日も長く咲いて、初舞台生だけでなく日本国中を明るく照らして欲しいと願います。 |
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第23回 ![]() 3月は“雛祭り”。 ご家庭の中で、お雛様を飾られている方はどの位いらっしゃるのでしょうか? 毎年、「今年こそは飾ろう」と思いつつ、ここ最近でやっと飾ることができたという記憶は確か5年前・・・、しかもお内裏様とお雛様はスヌーピーでした! とはいえ、雛人形は“幼子”の病気や災厄を払い無事な成長を祈るもの。 大人になってしまった私には意味はなし? そういえば、私の遠〜い記憶をたどって行くと、5段飾りになったものが存在しておりました。(5段といっても全部でガラスケースに入ってしまうような大きさです。)毎年この季節になると、ほとんど一人で飾り付けをしていたのですが、実家を何度も建て直しをした今、あの人形たちはどこへ行ったのでしょうか。 遠い記憶の人形たち・・・。 私の瞼の映像には、飾ってあるところではなく飾り付けをして楽しんでいる光景が真っ先に浮かんできます。物創りの面白さは、この頃から顔を出し始めていたのでしょうか!? 先月の中頃、母校の中学で講演会をさせて頂きました。対象は中学3年生、約350名。タイトルを“ユメノチカラ”として、自分の夢の実現について約1時間ほどお話しをしたのですが、講演会なるもの、今回が初めて! 中学3年生といえども、我が出身校は、高校・大学(短大も)へと続くいわば、エスカレーター式。もうすぐ卒業と言っても、仲間はほとんど変わらないし、受験の苦労もなし。 当時の私は、成績において少々危険度は高かったと思いますが、部活に打ち込みながらも、なんとなく自分にとって“ぬる〜い”感覚のあった時期に思えました。 そんな時、自分を奮起させてくれたのはやはり宝塚。幼い頃からの夢に向かって、そろそろ真剣に取り組まねば・・・と目標を定めて高校に進んだ途端、成績アップ!! それまで縁のなかった学級委員なるものにも選ばれたり・・・と、今だから思う“ユメノチカラ”ってすごいな、と思うことを学生時代を中心に語りました。 本当は、宝塚時代のことも、もっと多く話したかったのですが、やはり母校ということもあってか、学生時代の話に花が咲き、時間が・・・。 講演会は時間配分も大切。調子に乗りすぎも考えもので、これは今後の課題となりました。 話は戻りますが、この講演会でとても役立ったのが、ウォルト・ディズニーの「夢をかなえる100の言葉」。ここには以前から関心のあった“夢を実現させる秘訣、4つの−C−”をはじめ、成功へのヒントが名言集となって、たくさん書かれています。 この“夢を実現させる秘訣、4つの−C−”とは、好奇心(Curiosity)、自信(Confidence)、勇気(Courage)、そして不変性(Constancy)。 なかでも一番大切なのが自信だそうで、しかし私の場合、これが一番欠けているように思えます。自信=自分を信じること・・・分かってはいるけれど、解釈をひとつ間違えるとまったく違う言葉へと変化してしまう恐れがあると思います。自分の信じ方も人それぞれですが、私と同じく自信が足りない方へのアドバイスがあるならば、心の中で自らエールを送ることでしょうか・・・。「フレー!フレー! 自分!!」これって意外に効くんですよ。自分にとっては、自信を持つためのパイプラインといったところです! でも“夢”というものは、実現することよりもそこに向かって進んでいる時の方が、人を輝かせてくれるような気がします。 冒頭にお話した“お雛様”の思い出のように、私も完成したものよりも、完成に向かっているときの方に喜びを感じたのだと思います。 夢が叶ったとき、そこはひとつの“ゴール”ではなく、次への“スタート地点”・・・そう思うことも大切なのではないでしょうか。 ディズニー氏が『ディズニーランド』を作るまでに、15年間かかったそうです。そしてその後も、次々と夢を創り続けました。 実際、彼が亡くなった後も『ディズニーランド』のアトラクションは変わり続けています。失敗もたくさんしてきたと思いますが、写真に写る彼はどれも輝いて見えました。「一生“スタート地点”に立ち続けた男NO.1」といったところでしょうか!? この他、夢だけでなく、彼のエンターテイメントにおける考え方には、心からの感動を覚えました。 例えば、クリスマス・シーズンのあの華やかなパレード。 周囲の人々が、人が大勢集まるとわかっている時に、お金の無駄だ!と言う意見に対して、ディズニー氏は、人が大勢集まるときこそ、そういうことが大切だ!と説いて、あのクリスマスの特別パレードが誕生したそうです。 これは、その後の集客力に多大な影響を及ぼしたといいます。 この本を読み終わり、『夢』と『大衆』において、彼の中に宝塚歌劇団を創られた小林一三先生の面影を感じてしまいました・・・。 『夢の世界』にいるときは、ミッキー・マウスをひとつの人格と認めさせてしまう魔法、男役さえも一人の人格と捕らえさせてしまう魔力・・・。 ユメノチカラは、すごいものです! 話は戻りますが、中学校の講演会を終えた後、久しぶりに中・高校生時代の友人と会うことができました。30分ほどの短い時間でしたが、ここでもまた学生時代の話に花が咲き、爆笑に次ぐ爆笑。当の本人が忘れていることもたくさんありました。 そのひとつ・・・あるとき席替えで一番後ろになった私。 ある先生の字が小さくて見えないということで、隣の子とふたり、オペラグラスを使って授業を受け、先生に怒られたとか!? 本人はいたって真面目に受けていたのですが、日頃のいたずら好きが祟って、しょんぼり・・・。 しかしそれよりも、そんな本人が忘れているようなことを卒業して随分経った今も覚えていてくれる友人たちに感謝です。 私は、夢を実現する過程で、たくさんの素敵な人々や友人に出会えたと思います。 その経験の中から「友」に関して思ったこと・・・夢に向かっているときや落ち込んだとき、こんな3人の「友」にめぐり合えたら、きっと乗り越えられると思います。 ・「一緒に泣いてくれる友・・・」 ・「前へと導いてくれる友・・・」 ・「ただ黙って傍にいてくれる友・・・」 皆さんの周りには、どんなお友達がいますか?そして、どんな友達になりたいと思われますか? 来月4月1日は、宝塚大劇場において『90周年式典』があり、このスカイ・ステージでも、その様子を入れながら、生放送が予定されています。 大階段を彩る生徒たちの華やかな姿、どうぞお楽しみください! |
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第22回 ![]() 2月の思い出と言えば、「バレンタインデー」でしょうか?私の場合、残念ながら渡した記憶はほとんどなく、皆様から頂いた事の方が多かったかもしれません。 チョコレートに込められた皆様の愛情には、本当に励まされたものです。 このバレンタインデー!由来は、諸説ありますが一般的に伝わってるのがバレンタイン司教の命日だとか。 269年の2月14日、彼はローマ皇帝クラウディウスが強い軍隊を作るために揚げた「兵士の自由結婚禁止政策」に反対して兵士の結婚式を行い処刑されてしまったのです。 以来、ヨーロッパでは彼を「愛の守護神」とみなし、14世紀頃には、恋人達が2月14日に贈り物やカードを交換する風習ができたそうです。 このお話、いつか宝塚歌劇の芝居の題材にしても面白いかも・・・。 さて、先月放送されました、私の初プロデュース番組「What’s 宝塚!?―妖精たちの時間―」は、ご覧になって頂けましたでしょうか? 先月のコラムでもお話しさせて頂きましたが、あくまでも「宝塚歌劇入門〜初級編〜」として幅広く皆様に楽しんで頂きながら、伝えたかった事は「生徒の精神」。 1月8日から31日まで、私は舞台に出演しておりました。 共演者はほとんど10〜20代前半。1日3回公演もあるというハードスケジュールの中、 ひたすら舞台に取り組む出演者たちの姿を見て,自分の下級生時代を思い出しました。 今ではお衣装を用意するのも、着るのも担当のお衣装部さん任せですが、あの頃は担当のお衣装部さんがいるはずもなく、早替わりで手が足りないときは仲間に手伝ってもらったり、逆に手伝ったり・・・時には、上級生の方が手伝ってくださったこともありました。 衣装の準備もどのように置いたら効率的か、タイツなどはクチュクチュ(この表現,わかっていただけますか?)にして用意したり・・・。 でもたまに、お衣装の置き方が雑で、お衣装部さんに怒られたこともしばしば・・・。 衣装のまま座ると、パンツの線が汚くなるということを教えられたのもこの頃でした。 話はもう少しそれますが、今回出演した舞台は帝国劇場。 同じ系列とあって、舞台機構や収容人数など、かなり宝塚の舞台に似ているところがあります。 お化粧なども少し派手にした方が良いのではないかと思っていましたが、私の芝居シーンの出演者ほとんどは男性。ほとんど“すっぴん”に近い状態です。 周りとの兼ね合いを見て、舞台稽古で一度普段化粧にしてみましたが、今度は化粧をしているようには見えない。 この兼ね合いが、なんとも難しく大変でした。 芝居の方も同じことが言えました。 若い人達が演じているので、芝居もかなりナチュラル。 私も少し自然に戻した方が良いのではと、公演中に試してみたところ演出部の方から、 もう少し強めの方がありがたいというご指示がありました。 これを聞いて、私の今回の役目は、この芝居に溶け込むのではなく、ある意味で違う空間でいた方が良いのか、・・・いやいや、やはり舞台は共に作り上げていくもの、出演者に馴染む良い方法はないものかと、試行錯誤の日々! それにしても、芝居の経験が浅くても、それに取り組む出演者たちの熱い眼差しと熱気・・・同じ板(舞台)の上で,直接感じられる大変貴重な経験をすることができました。 そしてこれは、宝塚の「生徒の精神」にも通じることだとも言えます。 時代や世代と共に生徒の考え方も少しずつ変わってきているのかもしれませんが、「生徒の精神」の目指す方向は、今も昔も決して変わらないと信じています。 番組の話に戻りますが、ラストは、昔見た映画「ニュー・シネマ・パラダイス」のラストシーンから発想を得て生徒の顔とコメントを一言ずつ繋いでいきました。 短い秒数の中でも一人一人の生徒の宝塚に対する思いが感じられたと思います。 私なら何とコメントしたでしょう・・・。 「Q:あなたにとって宝塚とは?」そうですねぇー、「A:人生の救世主!!」といったところでしょうか!? 放送された番組を客観的に見て感じた事と言うか、何よりも最大の反省点は、自分のナレーションですね・・・。 ちょっと真面目過ぎて面白さが伝わらなかったように感じます。 でも、落ち込むというより、「またやってみたい!」「もっと工夫したい!」という意欲が、湧き上がってきました。 編集内容においても、「ここをもっとこうしたら、もっと面白くなる!」等々、次から次へとアイデアが沸いてきて、いつの間にやら番組作りの虜になっている自分に驚いています。 番組制作では、まったくの素人である私にこのような機会を与えてくださったスタッフの皆様、本編集のギリギリまで私のこだわりを聞いてくださったスタッフの皆様に、 心から感謝したいと思います! ほかの番組では、「スカイ・ステージ・トークSpecial『ベルサイユのばら』特別編」と「『ベルサイユのばら』Check it Out!」ですが、ともに興味深く見ることができました。「スカイ・ステージ・トークSpecial」は、さすが上級生!特に台詞を言うところでは現役生の頃と同じく、その役に“愛”を持って接していらっしゃるのが伝わり感動しました。 私も見習いたいと思います。 「Check it Out!」は軽妙な感じでテンポも良く、オスカルのバスティーユの場面は見応え充分でした。 5分番組ならではの面白さが伝わったのではないでしょうか? 2004年も早いもので1カ月が過ぎました。 2月は、如月(きさらぎ)とも言われ、呼び名の語源は、2月はまだ寒さが残っているので、絹を更に重ね着する月「きぬさらにき月」と言い、衣更着となる説があるそうですが、私のような寒がりには衣を更に1枚着たぐらいでは効果が無く、エアコン・床暖房・携帯カイロ等々が大活躍して、私に温もりをもたらしてくれます。 皆様もお風邪など召しませぬよう、お部屋を暖かくしてCS放送をお楽しみください!! ではまた来月、お会いしましょう。 |
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第21回
新しい年を迎え、皆様は心あらたに、どのような年にしたいとお願いされましたか?今年は「申」年。「申」は十二支の第九位で時間にすると午後4時、方角にすると西南西になります。干支占いによると「申」年の方は、「明朗快活・軽妙にして機敏であり、前向きで楽天的な性格の持ち主。極めて聡明で知能が高く、緻密な思考力で臨機応変に振る舞うことが出来き、手先が器用。人の面倒を見ることが好きな人が多く、環境に合わせて生活を送ることが出来る。机の前に座ることより、多くの人と交わることが好きな実践的な人が多い」そうです。 私も「申」年の方を見習って今年は、座して待つより行動的に何事にも欲張りに挑戦していきたいと思っております。 その皮切りとして、表の顔の「真琴つばさ」は今年の1月に大きな舞台で、今年こそ初の女性役?に挑みます。そして、裏の顔「スーパーバイザー」として、これまた初のプロデュース番組が、いよいよ放送されます。 思いかえせば去年のこの時期から徐々に計画が進み、1年かかって遂に放送へと辿りつくことができそうです。 今回は、この番組制作の事についてお話ししたいと思います。 タイトルはシンプルに「What's 宝塚 !? 〜 妖精たちの時間 〜」。 番組の主旨としまして今年、宝塚歌劇が90周年を迎えるにあたり、宝塚の生徒を通して、あらためて宝塚の面白さを紹介する、いわば『宝塚歌劇入門〜初級編〜』といったところでしょうか? 特徴としましては、CGキャラクター「すみれ夢子」の登場!そしてナレーションには、私こと真琴つばさが挑戦致します。 夢子の設定は、大劇場を見守る妖精のひとり。 妖精のCGと聞くとロボットまたは、可愛らしいキャラクターを想像されると思いますが、そこはあくまでも「清く、正しく、美しく」をモットーに、これまたシンプルに、なおかつオーソドックスに仕上げています。 この声には、スカイフェアリーズの“純花まりい”が起用されました。 夢子としての明るいイメージはもちろんのこと、私の低い声にも合う可愛い声として彼女が選ばれたのですが、録音されたオーディション用のテープを初めて聞いた時は、さっぱりとした口調に、すっかり男役と思い込んでしまい、後で芸名を聞いてびっくり。 幸いにも、「夢子」の声の収録の際に立ち合うことが出来たのですが、様々な可能性を秘めたスカイフェアリーズたちの活躍の場が、今後も更に増えていってくれたらと感じられるひと時でした。 そして、ナレーションについては・・・実は、当初の計画では、ナレーションは男性を考えていたのですが、微妙なニュアンスや原稿の訂正など紆余曲折・・・。 CS開局1周年の記念番組に出演した際に「自分の番組には、登場しません!」と断言はしたものの、声のみは“登場”ということになるのか?いやいや顔は出さない訳だから声のみは“参加”となるのか?などと、自問自答を繰り返したりもしたのですが、自らの番組に責任を感じ、ナレーションは当の本人が担当することになりました。 苦労した点は、やはり登場する生徒の公平性でしょうか・・・。 なるべく均等にと心掛けましたが、時期的なことや目的に沿ったものなど様々な状況があり・・・公平であることの難しさをつくづく感じました! 全体の作りとしては、宝塚の特徴を3つの括りにしました。 番組の構成は固すぎず、柔らかすぎずを目標に。 どうしても私自身、内部に居たので伝統を重く感じ、固くなりやすい。しかし、内部に居た人間だからこそ面白いモノを期待される・・・。 この微妙なバランス感覚に悩んだ末、これらを調和する柔軟剤!?としてCGキャラクター「夢子」さんの登場とあいなったわけです。皆様、この「夢子」さんと私のナレーションも合わせて、お楽しみ下さい。 先日仮編集の段階で見せて頂いた時に感じたのですが、これが『宝塚歌劇入門〜初級編〜』ならこの先“中級編”、“上級篇”とシリーズ展開も考えられ、〜妖精たちの時間〜も“男役の時間”、“女役の時間”など、誰かが受け継いでプロデュース特番としてレギュラー化していただけると嬉しく思います。 また、この番組収録に際して、皆様からのアンケートが大変参考になりました。 好きな衣装や役など、想像通りのモノもあれば、意外や意外の結果もあり・・・この場をお借りして、ご協力くださった方々に御礼申し上げたいと思います。 本当に、ありがとうございました! スカイステージでは、お正月番組の編成として元日・2日の両日に劇場生中継が放送されます。 元日の舞台中継はNHKと同じ内容ですが、舞台中継以外の部分はスカイステージのオリジナル映像です。 生徒の司会で進行するなど、NHKとは別の映像をお楽しみ下さい。 例えばCSもNHKも両方録画して、後で見比べてそれぞれの良さを楽しむのも面白いのでは?その後の皆様のご意見・ご感想を是非お聞きしたいものです。 一年365日・・・しかし今年は閏年、366日あります。 オリンピックもアテネで開催されます! (2月29日生まれの方は、4年ぶりのお誕生日おめでとうございますといったところでしょうか!?) 冒頭に書いたように、「座して待つより、行動的に」という思いが、めきめきとわきあがってきました! しかし、人間が一度に集中できる時間は3分が限度とか・・・。 (そういえば、インスタントラーメンも3分・・・待つ時間の限度も同じなのでしょうか!?) 行動する自分に、意義のある3分=集中力というものを育てながら、2004年を歩んでまいりたいと思います。 今年も宜しくお願い致します。 |
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真琴つばさプロフィール 1985年宝塚歌劇団で初舞台。97年月組のトップスターに。『WESTSIDE STORY』『黒い瞳(プーシキン・大尉の娘)』『ノバ・ボサ・ノバ』な どで人気を集める。舞台での活躍は勿論のこと、トークショーやテレビ出演などでも宝塚の魅力を広く世間に宣伝し、宝塚のファン層拡大に大きく 貢献。写真集・エッセイ集・ムック本などでは企画にも参加。どれも大好評を得る。 2001年7月に宝塚歌劇団を退団。2002年7月21日には東京国際フォーラムにてファーストコンサートが行われるなど、今後の活躍が大いに期待 される。舞台人としての活動に加えて、在団当時から発揮していた卓抜な企画力、抜群のアイディア力を生かし、「TAKARAZUKA SKY STAGE」の スーパーバイザーに就任することとなった。 |
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